神勝寺でリフレッシュした後は・・・こちらにきました。倉敷!
ずいぶん前・・・社会人1年生にきたとき以来。楽しかった記憶はあるけど、もう一度、ちゃんと見に来たくて。
美観地区のどまんなかにある大原美術館。蔵や町家が立ち並ぶ町中に、ギリシャ神殿風の石造り・・・目立ちますね。
1930年(昭和5年)に開館した日本初の西洋近代美術館で、エル・グレコの「受胎告知」、モネ、モジニアーニなど名画を擁します。実業家・大原孫三郎が社会貢献のために収集したもので、「受胎告知」は今の価格にしたら300億とも。
ヨーロッパで絵画の買い付けを行っていた児島虎次郎は、大原の奨学生でもあり、その作品はすべて大原家が所蔵。そのため、倉敷でしかみることができません。明るい色調に生き生きとした筆遣い、とってもすてき みる機会が限られているので、知名度がいまいちなのがもったいない!
米蔵をカラフルにデザインした工芸・東洋館には、河井寛次郎、棟方志功などの作品も。こちらも魅力的
分館や児島虎次郎記念館もあって、1日で全部まわりきるのは大変!・・・美術館となりの「cafe EL GRECO」でちょっと休憩。
蔦がしげる趣のある洋館は、大原家のもの。大正期の建物だそうです。
8月の倉敷は暑くて。レモンスカッシュ(¥650+税)をいただきました。 レモンの酸味ですっきり。生き返るーーー
・・・美術館の2階にある丸窓、すてきだったな。チケットの写真にもなっています。
美術館の向かいには、2軒の大原家の住宅。右手の緑瓦のおうちは、有隣荘。昭和3年、大原が療養中の妻のために建てた別邸で、「緑御殿」と呼ばれているものです。緑色の瓦は銅の釉薬をつかっており、大阪の専門店の特注品。瓦1枚三万円ともいわれていて、別邸の建築には美術館の5倍の費用がかかったそうですよ!
塀にもこだわり。石のカタチにあわせて、木がはめれれているの、わかります?わざわざ、石の凹みにあわせているんですよ。
右の石にある点線は、石を裁断するときにつけたもの。こういう風に石打ちすると、普通は石は割れるのだそうです。これは失敗作かもしれないけど・・・おもしろい♪ わざと残したのかもですね。
有隣荘は春秋の年2回公開されており、お隣の大原家住宅(国の重要文化財)は来年3月から一般公開されるそうです。見たいーーー!またこなくちゃ
美術館と大原家をつなぐ「今橋」。天皇の行幸のため、急遽、40日でつくったそうです。天皇への敬意を表し、菊の御紋や皇帝を意味する龍をデザイン。この橋も大原が全面的に資金を調達。
倉敷の町は、大原家の存在が大きい!