「ふさのもち-もち米」
千葉県育成水稲もち新品種「ふさのもち」
千葉県は、水稲もち「ふさのもち」を育成し、平成23年春から本格的に生産を開始しました。餅にしたときにのびが良く、こしとねばりがあり、赤飯やかき餅にも向いています。また、今までの品種より茎が短いので倒れにくく、病気にも強いため栽培しやすい品種です。
品種育成の経過等
本県における水稲もちの晩性既存品種は、生育のばらつきや倒伏による品質低下などの欠点があり、栽培に苦労していました。その一方で、生産者自らが餅や赤飯などに加工して直売する事例が増えており、もち米需要の伸びが期待されていました。そこで、千葉県農林総合研究センターは、栽培しやすく、加工適性にも優れた良食味の水稲もち品種「ふさのもち」を育成し、平成22年3月11日に品種登録しました。
「ふさのもち」の特性
1.餅は、白くてのびが良く、こし・ねばりがある。
2.粒が大きいため、赤飯にしたときボリューム感があり見栄えがする。また、かき餅は芯までサクサクしていておいしい。
3.倒れにくく、いもち病にも強いので栽培しやすい。
普及推進について
平成21年11月に奨励品種とし、平成22年1月に千葉米改良協会と種苗の利用許諾契約を締結しました。
*https://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/shikenkenkyuu/hinshu/fusanomochi.html より
*農研機構HP より