「らいちょうもち-もち米」
~品種の特性と栽培要点~
・特性の概要
成熟期は中晩のもち品種。稈は長いが太く、粗剛であるが弾力性が強く、耐倒伏性の強い偏穂重型。
穂は長く、ふ先色は紅褐色で脱粒性は「難」。
生育中の苗丈は短め、葉幅は広く濃緑色。
穂数は確保しやすく安定して多収。
障害型耐冷性は「中」、耐倒伏性は「強」、白葉枯病は「中」。
穂発芽性が「易」なので、早刈りをする。成熟期になても葉色がさめにくいので、刈り遅れしないよう注意が必要。
玄米は大粒、粒ぞろいは良く、餅質はきめが細かくやわらかい。
生餅に適するほか、赤飯なども硬さ、光沢、粘りとも新大正糯並で良好。米菓などの加工適正も高い。
・栽培適地
平坦部の肥沃地に適し、山間地や砂質地には不向き。
*https://nouken-seed.shop-pro.jp/?pid=161635039 より
*農研機構HP より
それほど生産量は多くない。以前は大阪でも見かけられたが、現在では見かけることはない。