「ドリームリンク 秋田蒸溜所」
外食チェーンのドリームリンクは秋田県産ウイスキーの蒸留所を秋田市郊外に建設すると発表。2022年4月に着工し、同年中に完成させる予定で2025年に商品出荷する計画。
建設予定地は秋田駅や秋田空港から車で30分ほどの旧岩見小学校跡地周辺の私有地などを含めた3万8500平方メートル。このうちどれだけ利用するかは未定で、用地や建物の広さも今のところ決まっていない。
蒸留所建設費は4~5億円ほどを想定。一部クラウドファンディングで調達予定。年間2万1000リットルのウイスキー生産を目指す。後は事業費をさらに数億円投資し、レストランを含む観光施設や宿泊施設なども併設していく方針のよう。
秋田市の「BARル・ヴェール」のオーナーバーテンダー「佐藤謙一氏」監修。
ウイスキー蒸留所、ドリームリンクが秋田市郊外に 2020年11月19日 18:23
外食チェーンのドリームリンク(秋田市)は19日、開発している秋田県産ウイスキーの蒸留所を秋田市郊外に建設すると発表した。2022年4月に着工し、同年中に完成させる。25年に初出荷する見通し。秋田市は蒸留所が観光の目玉施設になるため、地域未来投資促進法などを使い支援する考えだ。
建設予定地は秋田駅や秋田空港から車で30分ほどの旧岩見小学校跡地周辺。岩見川の地下水や伏流水の水質がウイスキーに向くうえ、岨谷峡や農村の原風景があり選んだ。私有地など3万8500平方メートルの一部を賃借か取得する。
4億~5億円投じて蒸留所を建設し、年間2万1000リットルのウイスキーを生産する。レストランや宿泊施設を順次、整備し観光拠点に育てていく。原料の大麦を休耕田で栽培することも検討する。
同社は18年5月、県総合食品研究センターなどと県産ウイスキーの開発に着手した。これまで子会社の千歳盛酒造(秋田県鹿角市)の設備や鹿角市内の廃校を蒸留所に活用することを検討。水質など良質なウイスキーを作る条件を満たさず、19年秋から候補地を公募した。県内18自治体の100カ所以上から絞り込んだという。
19日の記者会見でドリームリンクの村上雅彦社長は「本州最北の蒸留所は観光地になる。100年後の秋田を見据えた宝物を作る」と意気込んだ。秋田市の穂積志市長は「コロナ後をにらんだ観光拠点として大変期待している」と支援する姿勢を示した。
ウイスキーを監修する秋田市の「BARル・ヴェール」のオーナーバーテンダー、佐藤謙一氏は「皆さんに楽しく飲んでいただけるウイスキーづくりをやっていきたい」と話した。
*https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66428310Z11C20A1L01000/ より
2025年 商品完成予定。
*https://jpwhisky.net/2021/01/01/japanesedistillery/#2-4 より