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<梨> なつひめ

2021-09-19 06:20:24 | 食品

 「なつひめ」

 ■なつひめとは?
●「筑水」×「おさ二十世紀」 鳥取県のオリジナル青梨品種
 なつひめは1989年(平成元年)に鳥取県の果樹野菜試験場(現鳥取県園芸試験場)において、「筑水」に「おさ二十世紀」を交配し、生まれた実生から選抜、育成されたもので、2005(平成17)年に登録出願、2007(平成19)年に品種登録された青梨の早生種です。出願時の名称は「夏きらり」となっています。

 同じ選抜群の中から生まれた「新甘泉」と姉妹品種となり、現在、この2種は鳥取県のオリジナル品種として、県内向けのみ苗木が販売され、鳥取県のブランド梨として出荷されています。

●なつひめの特徴
 農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『-----

 果実の形は扁円、梗あの深さ及び広さは中、ていあの深さはやや深、広さは中、有てい果の有無は無、果実の大きさはやや大、果皮の色は黄緑、果点の大きさは小、密度は中、果面の粗滑は滑、果梗の長さはやや短、太さは太、肉梗の有無は有、果芯の形は短紡錘、大きさは中、果肉の色は白、硬度はやや軟、粗密はやや密、甘味はやや高、酸味はやや強、果汁の多少は多、種子の大きさは中、形は卵である。

 開花始めは中、成熟期は早で育成地においては8月中旬、裂果は無である。-----』 以上、抜粋。


 
●実際に食べてみた食味
 果肉は青梨らしくシャリシャリした歯触りでとてもジューシーです。それでいて水っぽい訳ではなく、しっかりとした甘さがあり、果芯近くをかじっても酸味はあまり感じませんでした。

■なつひめの主な産地と旬
●主な産地と生産量
 産地は鳥取県のオリジナル品種という事で、鳥取県以外の地域では作られていません。政府のデータによると平成24年産では16.6haとなっています。

●なつひめの収穫時期と旬
 なつひめは8月中旬に成熟する早生種で、出回るのは8月中旬から9月上旬にかけてとなります。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/nashi-natuhime.htm より


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