「西条柿」
上品な舌触りと濃厚な甘み。毛利元就も愛した西条柿。
西条柿の歴史は古く、西暦1000年頃から広島県を中心に栽培が始まったとされています。
【選び方】
●ハリと艶があり、全体的に均一に色づいているもの。
●渋柿なので渋抜きをして食べます。一般的にはドライアイスによる渋抜きをしてあります。渋抜きをした果実は軟化しやすいのでなるべく早く食べましょう。
【渋抜き】
(1)ドライアイスによる脱渋
●ビニール袋に果実を詰め、詰めた全果実の重さの約1/100の重さのドライアイスを新聞紙にくるんで袋に入れ、掃除機などで空気を吸い出して袋の口を縛り、6日程度おくと渋が抜けます。ドライアイスが気化すると、袋がぱんぱんにふくらみます。このとき袋が裂けたり、袋の口が開いてしまうと渋が抜けません。そのため、厚手のポリ袋を使い、袋の口をしっかり縛るのがポイントです。
(2)アルコールによる脱渋
●ビニール袋に新聞紙を敷き、果実約15kgを並べます。果実の上にも新聞紙を厚めに被せ、果実に直接かからないように、38%アルコール(焼酎など)を約150ccふりかけます。袋の口をしっかり縛り8日程度おくと渋が抜けます。この方法は、ドライアイスによる脱渋より食味がいいと言われていますが、果実が柔らかくなりやすく、脱渋後にあまり日持ちがしません。
【主な産地】
萩市、美祢市(旧美東町)など
西条柿は県内のほぼ全域で栽培され、200年以上の古木が多く見られ、萩市では殿様にも献上されたとされていることから、江戸時代には既に県内で栽培が行われていたと考えられます。
10月に収穫時期となります。
*https://www.buchiuma-y.net/know/nousuichiku/n10_kaki.html より
【生産地】萩市、美祢市(みねし、旧:美東町(みとうちょう))など
【特徴】実の形は縦長で、4本の溝がある独特な形をしている。渋柿のため渋抜きをして食す。脱渋することで甘くなる。実に4つの溝があるため、干し柿を作る際にも機械ではなく、ひとつひとつ手作業で皮むきをする。
【食味】柿は大きいほうが甘いとされていて、西条柿も大きいほうが甘い。渋が抜けた西条柿は甘くとろける食感。
【料理】干し柿など
【来歴】西条柿の歴史は古く、西暦1000年頃から広島県を中心に栽培が始まったとされる。干し柿は16世紀頃の戦国時代には保存食として珍重されていた。島根県には毛利氏と尼子氏の覇権争いの際に毛利方から伝わったとされ、戦場跡には今でも樹齢500年を超える西条柿の木が存在する。山口県では県内のほぼ全域で栽培され、200年以上の古木が多く見られる。萩市では殿様にも献上されたとされていることから、江戸時代には既に県内で栽培が行われていたと考えられる。美祢市美東町には、水田の減反転作作物として導入された。石灰岩質の肥沃な土壌と、盆地ならではの日中と夜間の寒暖差により、甘くて色づきの良い高品質な柿ができる。
【時期】10月
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%ef%bc%8d35-%e5%b1%b1%e5%8f%a3%e7%9c%8c/#i-38 より
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