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<パリパラリンピック2024> ボッチャ

2024-09-06 08:08:00 | パリパラリンピック2024

 「ボッチャ」

 ボッチャは「ジャックボール」と呼ばれる白いボール(目標球)を投げ、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投球して、いかに近づけるかを競う。カーリングのように、相手のボールを弾いたりして、自分が優位に立てるよう位置取りをしていくが、的となるジャックボールも弾いて移動させることができるため、カーリングとは一味違う戦略が展開される。
 比較的重度の障がいの選手が出場し、障がいの種類や程度によって4つのクラス(BC1-4)に分かれて、個人(1人)、ペア(2人)、チーム(3人)で順位が競われる。障がいによって手でボールを投げることができない選手は足でボールをキックしたり、「ランプ」と呼ばれる滑り台のような投球補助具を使って、「ランプオペレーター」のサポートを受けてボールを転がす。ただし、「ランプオペレーター」は、コートに背を向けながら選手の指示に従い「ランプ」の角度や高さを調節することはできるが、選手にアドバイスをすること、コートの方を振り返ることは禁止されている。

 対象障がい:重度脳性まひや同程度の四肢重度機能障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/boccia.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s Individual – BC1
 ・Men’s Individual – BC2
 ・Men’s Individual – BC3
 ・Men’s Individual – BC4
 ・Women’s Individual – BC1
 ・Women’s Individual – BC2
 ・Women’s Individual – BC3
 ・Women’s Individual – BC4
 ・Mixed Teams – BC1/BC2
 ・Mixed Pairs – BC3
 ・Mixed Pairs – BC4

 Point 観戦のポイント
 ボッチャとは、イタリア語で「ボール」を意味し、重度脳性まひ者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたヨーロッパ発祥のスポーツ。投球したボールを正確に目標に近づけられるか、または、相手のボールを利用して自分のボールを有利にするか、選手のテクニックが光る競技だ。
 ボールの特性を見極め、『戦術』にいかす
 ボッチャで使用するボールは、周長270±8㎜、重さ275±12gの主に皮革製または合皮製。表面はつまめるほど柔らかく、弾まず転がりにくい仕様になっている。表面の縫い目によってボールの軌道が変わることから、一つひとつの癖を見極める力も必要とされる。ボールを確実に積み上げたり寄せたりするため、空気を抜いたり、クリームを塗って柔らかさを調整する選手もいる。どの場面で、どの素材のボールを使うかといった戦術にも注目したい。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/boccia より


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