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イッピンNHK 「見て 触れて 楽しむカタチ~神奈川 小田原の木製品~」

2023-08-19 08:16:54 | イッピンNHK

 第118回 2016年3月1日 「見て 触れて 楽しむカタチ~神奈川 小田原の木製品~」リサーチャー: AYUMI

 番組内容
 今、独特な木目模様の木の器が評判だ。作っているのは神奈川・小田原の工房。中でも人気は「底の深いボウル型」の器。材料はヒノキの角材。わずか4センチの厚みの角材を器に変え、さらに独特な木目模様にする、ユニークな製法とは?ほかにも、若手職人が伝統技法で生み出すおしゃれな「模様」、ベテランが超絶技巧で作る極小の豆茶器玩具が登場!楽しさあふれる木製品を作る、職人たちのワザと魅力にモデルのAYUMIが迫る。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201603011930001301000 より

 

 ひきよせ(ラ・ルース)

 ラ・ルースは、挽き物・箱根寄木細工・木象嵌・指物など多様な木工技術が発展してきた小田原に木工場を構え、木の持つ多彩な表現を活かしたデザインで、気持ち良い暮らしを作っている工房です。
 
 小田原を中心とした間伐材を用いることで、森を活性化させるなどの環境保全にも取り組んでいます。

 「ひきよせ」はラ・ルースから生まれた、「かまぼこのような木製品」を扱うブランドです。
 「かまぼこのような木製品」とは、元の姿は留めなくても、シンプルな形と素材の美しさを存分に味わえる日用品に生まれ変わる、まるで「かまぼこ」のように日々の食卓に豊かさを引き寄せる木製品という意味だそうです。
 
 寄木をろくろで挽いて、豊かな食を引き寄せる器です。

 間伐材や端材を用いるなど、自然に寄り添い、素材を活かす為に手間をかけて加工しています。
「ヒノキ」「メープル」「ウォールナット」の3種類あります。
 
  🌲 ヒノキ
   
  間伐材を使用し、木目が美しいのが特徴で日本の食材と調和し、食卓を彩ります。
 
  🌲 メープル
   
  白く木目の美しい器は  どんな料理も鮮やかに引き立てる、使いやすい一品です。

 
  🌲 ウォールナット
   
  色が濃く、盛った料理を高級に見せ、置かれた空間に存在感を与えます。
 
 平成26(2014)年度には、「グッドデザイン賞」を受賞しています。
 パリの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」にも出展され、外国人バイヤーにも好評です。

 ラ・ルースは、「キジヒキ」という製品を作っている工場を買い取りました。
 日下部一郎さんにより創設され、現在は3代目の日下部宜志さんがその技を受け継いでいる工場です。
 
 「キジヒキ」とは、平安時代から続いている「木地挽き技法」から名前を取った、ケヤキの器のシリーズです。
 昭和初期から作っていました。

 「キジヒキ」の製品は、独自の接着技術により隙間のない堅牢な角を作り、更に轆轤法や仕上げ加工をして木目柾目板目の特長を生かして、最新の塗装法で塗面の強さは最高級です。
 その造形美と実用性の高さから、帝国ホテル・ホテルニューオータニなど、様々なホテルやレストランで使用されています。

 この「キジヒキ」を東京都主催の「ビジネスデザインアワード」に出展した際、「キジヒキ」の材料をムダにしない作りに注目した「カイチデザイン」のプロダクトデザイナー・山田佳一朗さんが「このすばらしい作り方を器をブラッシュアップすることで、 広めていきましょう」と提案されたことから、「ひきよせ」は生まれました。

 山田 佳一朗さんは、平成9(1997)年に武蔵野美術大学を卒業後、同研究室助手を経て、平成16(2004)年よりKAICHIDESIGNを主宰。
 平成23(2011)年から「花ノ停留所」で花屋を、平成29(2017)年からは「花住荘 -KASUMISO-」で賃貸住宅を運営。

 考える人、作る人、伝える人、使う人と共に考え関わる人が生き活きと生活出来るよう活動していらっしゃいます。

 主なデザイン活動に、イストク、リビングトーク、角館伝四郎、ひきよせなどのブランディング、GEMINI(blocco)、KOTORI(アッシュコンセプト)、酒器だるま(セラミック・ジャパン)などのプロダクトデザイン、COEDOの屋台、DITORYのインテリアデザインなどをしています。

 グッドデザイン賞など、多数受賞。

 ラ・ルース 神奈川県小田原市桑原867-6

 

 木象嵌細工 貞(高橋貞雄さん)

 「木象嵌」(もくぞうがん)は、箱根小田原地方に伝わる伝統技法で種々の色合いを持つ天然木材を使い絵画や図案をはめ込んで表現する木画です。
 日本では正倉院御物にも多く見られる手法です。
 
 明治17(1884)年頃に箱根地方で始まり、約130年の歴史がある技術です。
 
 番組では、「木象嵌工房 貞」高橋さんの「桜木象嵌iphoneケース」が 紹介されていました。
 高橋さんは、厚生労働省に認定されている木象嵌技能士4名のうちの1人です
 
 
 豆茶器玩具(斎藤木工所)

 小田原の特産品の店には、木製の極小玩具日用品などが売られています。
 「豆茶器玩具」と言い、江戸時代からの歴史があります。
 番組には「斎藤木工所」の斎藤久夫さんが登場しました。

*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Kanagawa/wood_1 より


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