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<伝統野菜> 徳島 阿波晩生大根

2023-12-19 06:53:58 | 伝統野菜

 「阿波晩生大根」

 【生産地】吉野川下流域の平野部

 【特徴】やや細身で、長さは50cmほど。表面は純白色で美しい外観。

 【食味】歯切れよく、甘みに富んでいて、表面は純白色

 【料理】沢庵(たくあん)用

 【来歴】大正から昭和初期にかけて、全国一の生産量を誇った徳島県の沢庵(たくあん)は、「阿波沢庵」と呼ばれていた。「阿波晩生」は、昭和の初めに徳島県の農業試験場で、「宮重長太」と「堀江尻細」の交配固定種を選抜し、昭和7年から種子を一般配布して栽培が始まった。当時は、「たくあんに最適の大根」として高い評価を受け、地方品種として広く知られていた。しかし、昭和25年に大根のウイルス病が発生し、阿波晩生に大きな被害が出たため、病気に強い品種として「阿波新晩生(あわしんばんせい)」を育成したものの、徳島県の沢庵の生産は減少の一途をたどっており、明治から昭和初期にかけて全国の人々が支持した「阿波たくあん」の名声は時代や食生活の変化とともに忘れ去られようとしている。県内の一部の漬物メーカーがなんとか地元の味を守り生産している状況。今後も「阿波晩生」を漬けた沢庵を残していきたいものである。

 【時期】12月中旬

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%ef%bc%8d36-%e5%be%b3%e5%b3%b6%e7%9c%8c/#i-7 より


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