「飛龍台木 青島4号」-晩生温州みかん
飛龍台では、樹高が低くなり、作業性が良好であり、トゲも小さく発生も少ないため、風によって枝や葉に傷がつきにくいと考えられる。さらに飛龍台では夏秋梢の発生比率が小さいことからも、栽培上問題となるかいよう病が発生しにくい樹相と考えられる。なお、飛龍台の1樹当りの収量は他の台木より少ないものの、樹冠容積当りの収量と果実形質はカラタチ台と同等であるため、栽植間隔や整枝法等について検討すれば、低農薬栽培や省力化に適した台木として利用できると考えられる。但し、飛竜台木は矮性台木なので、樹冠拡大を第一に考える。残根性なので、風害のある地域では倒木の可能性がある。
「青島」の早生系。「青島」より収穫・出荷時期が1~2週間早い。「青島」の欠点である着色遅れが少なく。玉ぞろいが良好。予措期間短く、管理が楽。かいよう病に強いとされる温州みかんの中では、「青島」と並び、かいよう病が発生することがあるので注意。「青島」よりは、樹勢が弱いといえども、高糖度系(晩生温州)なので、高度が深い園、隔年結果が心配な方は、カラタチ台木と比べ樹勢が低くなり、樹容積も6割程度で、作業性が大幅に軽減される「飛竜台木青島4号」が良いのか。糖度も1度以上、上がった報告もある。
*http://www.ykken.jp/14682023783803 より
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