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< 郷土料理 > 福島 大根もち

2024-05-01 08:24:08 | 郷土料理

 「大根もち」

 主な伝承地域 郡山市

 主な使用食材 赤筋大根、米粉

 歴史・由来・関連行事
 福島県では長年にわたり、さまざまな野菜が栽培されてきた。全国的に生産されている野菜もあれば県独自のブランド野菜も多く、これらは伝統野菜として受け継がれ続けている。そのうちの一つとして知られる「会津赤筋大根」は、皮の部分に赤い筋が入っていることから、その名が付いたと言われている。肉厚でしっかりと煮込んでも煮崩れないのが特徴で、漬物としても好まれているが、近年よく食べられるようになったのが、「大根もち」である。
 赤筋大根をすりおろして、ネギやアミ、米粉と混ぜ合わせて焼き上げる、お好み焼きのような料理。赤筋大根の風味をしっかりと味わえる一品である。

 食習の機会や時季
 赤筋大根の旬は11月上旬から2月中旬となっており、この時期に大根もちを含む赤筋大根を使った郷土料理がよく食べられる。

 飲食方法
 大根の皮をむいて大根おろしを作り、刻んだネギやアミ、米粉、塩とともに混ぜ合わせる。生地をスプーンで丸めてフライパンで焼いたら完成。酢醤油をかけて食べる。アミのほかに、サクラエビやしらす干しを使うことも。また、大根をおろすときは鬼おろしにすると、風味がしっかりと残っておいしい。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 福島県では大根もちのレシピをオンライン上で公開。県内外の人が気軽に作れるように情報提供を行っている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/30_10_fukushima.html より

 「会津赤筋大根」

 肉質の緻密な大根で、煮物にしても煮くずれしません。漬物にも最適です。

 主な産地 会津地域一円
 旬 11月上旬~2月中旬
 美味しい効果 ジアスターゼをはじめとする消化酵素やビタミンC、食物繊維など内臓を整える成分が豊富。
 選び方のポイント 葉の色ツヤがみずみずしく、根部に張りがあり、色のさえているものが良い。
 豆知識 戦前には、会津地方で主に採種し、広く東北6県、北陸、長野等で栽培された。昭和30年代に入り耐病系の大根が出回り減少した。

*https://www.aizu-city.net/dentouyasai/%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%81%A8%E3%81%AF/%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E8%B5%A4%E7%AD%8B%E5%A4%A7%E6%A0%B9.html より


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