てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

髭の罪

2008-09-09 13:18:01 | 暮らしと生活
 2カ月ぶりに口と顎に蓄えた髭を剃り、さっぱりとした顔でおふくろを見舞った。それまでは目線が合った時の一枚を押えようと試みるのだが、何故だかすぐ目を逸らし、なかなかベストショットが撮れなかった。

 ところがどうだ。何度も何度もチラチラと目線をくれるばかりか、慈しむような眼差しで見つめる。心なしか目元と口元が緩んでいるようにさえ感じられる。どうやらこれまでは、「我が子をこんな顔に産んだ覚えはない。どっかの骨相の悪い、見覚えのない別人だ」と勘違いされていたようだ。

 自分では気付いていなかったが、意外にも相手へ与える印象は、左様外見によって大きく左右されることを悟った。サングラスでもかけるくらいの軽いつもりで髭を伸ばしていたが、人によっては怪訝に思い警戒されたり、不快・不潔感を抱かせていたのかも知れないと反省した。
 「目は口ほどにものをいう」というが、その目をサングラスで遮ることは本心を隠すことにも通じる。これからは髭で顔を隠したりせず、堂々と地顔のままの素でありたいと思う。

 この5年間は髭を蓄えたり、剃ったりを何度か繰り返して来た。後で自己分析するのに、その時の精神状態を測るバロメーターでもあるようだ。今の心は至極安らかで良い状態にある。
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災い転じて…

2008-09-09 08:20:29 | 暮らしと生活




 小欄「2008/8/11 弱者いじめ」で書いた、被害に遭った我が家の橋の修復だが、当事者であるバキュームカー運転手I桁さんが約束通り盆明けにやって来て、仕事がハネてからの遣っ付け仕事となった。それでも気掛かりだったのか、改めて翌日の夕方「作業その後」を見届けに訪れるI桁さんの姿を見掛けた。

 ご覧の通りの素人仕事なので体裁はあまりよくなく、訪れた人から笑いが漏れるほど。それでも強いて言えばこれで橋の出入りがしやすくなった。
 I桁さんにしても、当方にしてもとんだ災難だったが、これが縁で新しい出会いとなった。40年近く当地区を担当していたI上さんがこのほど定年となり、I桁さんが後を継ぐことになったそうで、「指名して貰えればできるだけサービスさせて頂きます」とのこと。下水道幹線への接続までのあと数年間はお世話にならざるを得ない。
 「災い転じて福となす」とか「雨降って地固まる」とはこのことか。
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