てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

いずれ通る道

2019-07-27 17:19:00 | 舞台、ライブ
 ホームビデオは、所詮当事者だけで楽しむものと思いつつ、ほほ40年間カメラを回して来ましたが、ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』を観て、よその家庭のホームビデオに初めて心動かされ、とてつもない感動を覚えました。

 同映画の監督・撮影・語りの信友直子さんが、愛する老親に執拗にカメラを向け、ありのままを追う。そのうち母親が認知症になり、続いて監督自身が45歳の時に乳がんで全摘というピンチに立たされる―。

 翻って、わが母は67歳でアルツハイマー認知症を発症。緩やかな進行のため12年間を在宅看護、残る8年間を老健施設でお世話になりながら、最期2週間は妻と施設に泊まり込んで看取りました。

 超高齢化社会にあって、「老いと介護」は誰しも避けては通れない、いずれ自身が通る道。同映画にわが家庭を重ね合わせ、老親の介護に携わった者としてあんなこと、こんなこと、色々あったなと共感することだらけです。(お断り:facebookに同文掲載)


コメント (2)
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