てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

幸せリレー

2023-06-27 17:20:10 | グルメと料理
当地岡山では、来客をもてなしたり、お祭りや祝い事の際にちらし寿司(祭り寿司)を作る。
野菜や魚介、瀬戸内海の豊かな食材を詰め込んだ、華やかなちらし寿司で各家庭の味がある。

弟の誕生日を祝して朝からちらし寿司を作り、先ずは弟に届けた。
続いて今日が非番の三男家族を呼んで、わが家で一緒に昼の食卓を囲んだ。

家内のママ友の一人が先日来風邪が長引いっているのを心配してちらし寿司を届けた。
かかりつけ医からは「陽性反応は出ていないが、どうやらコロナかも」と言われたと打ち明けられる。
ちらし寿司を大層喜ばれご丁重なLINEが入る。

そうこうするうちに幼馴染のU住が手掛けた桃を自ら届けてくれた。
2、3日前奥さんが家の中の片づけをしていて熱中症にかかり医者に駆け込んだという。
過日の夫婦信州旅行の草臥れもあるのか。
お見舞いがてら、くだんのちらし寿司に、ポカリスウェットや栄養ドリンクなど添えて託した。

「おいしいものを食べる」だけで、モチベーション物質、ドーパミンは分泌されという。
心づくしの「ちらし寿司」が色んな場面で大いに役立ったという「幸せリレー」のお話しでした。

※拙HPでも紹介しているように、
祭りずしの名の由来は、江戸時代にさかのぼる。質素倹約令により「華美なご馳走を排す。食膳は一汁一菜」との藩主のおふれに対し、反発した庶民は一計を案じた。一見質素な混ぜご飯の下にたくさんの豪華な具を隠し、食べる直前にひっくり返したと言われる。故に「返しずし」とも言われる所以。









コメント
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