富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

ここどこでしょう?駅から見える風景 21

2019年02月05日 | ここどこでしょう?駅から見える風景

この駅どこでしょう?

ヒント:ホームはまっすぐな複線です。

〈解答は画面をクリックしてください〉

 

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 千代田駅の南南東385mのところにある煉瓦の構造物。煉瓦の積み方はイギリス積み。

これは井路(農業用水路)を通すための逆サイフォン(伏せ越し)です。この辺の線路は河内長野駅に向かって河岸段丘崖を降りるため、少しずつ掘り込まれています。

そのため水管橋(掛樋、筧)で通すか、伏せ越しで渡すしかありません。

ここは逆サイフォン(通称、サイフォンと呼んでいます。)で通していて、水は線路の下を横断しています。

明治中期の文化遺産で、高野線では金剛駅南420mの所にもあります。

 

 寺ケ池

もともと寺ケ池から下の灰原池に行く井路があり、明治31年(1898)3月29日当時の高野鉄道(現 南海高野線)が狭山~長野間の営業開始に当たって作られた構造物です。

他にもこの当時の煉瓦構造物(暗渠・橋梁・サイフォン)が狭山~河内長野市に多く今も残っています。

高野鉄道が明治31年1月26日大小路(現 堺東)~狭山駅間を開通させ、同3月さらに河内長野まで伸延させました。大和川を渡り大阪市内まで伸延するのは、明治33年(1900)8月30日になります。(道頓堀(現 汐見橋)~大小路間)

 ちなみにこの当時は千代田駅は存在しません。(千代田駅営業はずっと後の昭和13年(1938)2月11日)

 

電車 デコメ絵文字ここどこでしょう?駅から見える風景(20)

2019年2月5日 ( 2018年度富田林百景+ 金剛・金剛東・五軒家・加太・伏山・須賀地区グループ松永 勉)

 


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