富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

足跡化石 その後

2014年11月02日 | 石川化石木・足跡化石

【石川足跡化石付近の地図】

 

2014.10.14.

以前の増水でここまで水が来ました。(赤矢印) 青矢印はゾウ・シカの足跡化石のあるオ-1地点です。少しの増水でも水に浸かってしまうので、保全がむつかしい場所にあります。実際、2度の台風などによる増水により、足跡化石はかなり傷んでしまいました。

 

2014.10.14. オ-1地点

木片を含んでいます。

 

2014.10.14. オ-1地点

丸いのは百円玉(直径2.26cm)。そんなに大きい木片ではありません。

 

2014.10.14. オ-1地点

左上が川面になります。

 

2014.10.14. オ-1地点より上流部(南西)を写す。

下天溝(しもあもぞ)井堰と金剛大橋が見えます。

 

2014.10.14. オ-1地点より下流部(北東)を写す。

2度の大きな増水により、足跡化石が傷んでしまいました。輪郭がはっきりせず、クリーニングした化石も土砂に埋もれ、角がとれてしまっています。新たな砂礫の堆積も見られます。

 

2014.10.14. 7:31

台風19号が岸和田市に再々上陸し、市内の一部が水に浸かりました。前日午後9時前に富田林市を通過したと思われます。心配した増水はそれほどでもなくて、翌日7時半に確認したところ、オ-2地点のみがすこし冠水していました。(井堰の下の対岸)

 

2014.10.14. オ-1地点

上の地層と下の地層の違いがよく解ります。上は粗い砂が混じっていて青緑色をしていますが、下は粘土層で色が灰色をしています。

 

2014.10.14. 7:25 オ-2地点

一部が冠水しています。確認すると、水流で締まっていない部分は削られ、足跡化石はクリーニングされた状態で、穴が掘れていました。

 

2014.10.14. オ-3地点

ここは冠水を免れたようです。しかしながら、地層の法面の下の粗い砂層の浸食が激しく、法面の崩壊がかなり見られました。今後も増水時にこの傾向が続くと思われます。

 

2014.10.14. 7:22 川原で獲物を狙うアオサギ

 

2014.10.14. 7:28

羽根をを乾かすカワウ よくこの動作をしますね。

 

2014.11月2日 (HN:アブラコウモリH )

 


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