富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

百舌鳥八幡の狛犬さん

2018年05月18日 | おもしろ画像

 

 これは、迫力のある狛犬さん。(右側、阿形の獅子)

 

左側のユニークなお顔の狛犬さん(吽形の狛犬、無角)

 

 こちらは鳥居の前のもう一対の狛犬さん(右側、阿形の獅子、無角)

 

 そのカタワレ片われ 左側の狛犬さん(吽形の狛犬、有角)

 どれもユニークな迫力のお顔立ちです。お寺の仁王さんと同じで、神社をお守りされてます。

 

 ここは百舌鳥八幡宮 月見祭のふとん太鼓で有名な創建6世紀と伝わる由緒ある神社です。

 

 樹齢800年と伝わるでっかい楠

 

 この大楠、幹周りが5.2m、樹高25mもあります。

 

 拝殿左を守る先ほどの狛犬さん

 

 拝殿右を守る先ほどの狛犬(獅子)さん

参拝者の方を見ていないけど、まあいいか...座り方もすこし変...

 

 ふとん太鼓が登る階段の右側の駐車場に神南邊(かんなべ)さんの道標がありました。

「すく(ぐ) かうやさん(高野山) こん古う(金剛)山 道」

 

「 さかい 神南邊(かんなべ)」と彫られています。

神南邊(かんなべ)さんは「神南邊大道心隆光」といいと言い、富田林では錦織の町中や滝谷不動さんにもある道標やお百度石、地蔵さんや記念碑などの石造物を作った江戸時代後期の人。

大和の国に生まれ、堺で若いころから腕の立つ鋳物師をしていましたが、酒のみで素行が悪く無頼漢。あきれて出家した息子に諭されてから悔い改め、各地に道標や橋を建てて人の役立つことをするようになりました。

その数80基以上。この近辺の街道筋、お寺、神社にはあちこちに見られますよね。

 

   

 文政十三年(天保元年 1830)

なんと!おかげ年にこの道標が造られたんや!

*おかげ年:20年に1度の式年遷宮の中で、特に60年ごとの遷宮の後の1年間は、「おかげ年」と言われ、特に「ごりやく」が大きいとされました。明和八年(1771)、文政十三年(1830)などの「おかげ年」には、自然発生的に全国レベルで数百万人の群集参詣があったようです。「おかげまいり」参詣者には「ぬけまいり」と言われる人たちの参加があり、農民や奉公人などが、雇主に無断で着のみ着のまま抜け出し、おかげ参りに参加したようです。 文政の「おかげまいり」では、めいめい柄杓(ひしゃく)を持ち、衣裳を凝らし、「御蔭でさ、するりとな、抜けたとさ。」などと、はやし踊り歩く者もあったようです。(「とんだばやし灯籠めぐり」 2018.3.刊 「富田林百景+」の仲間たち)

 

「右 いゑは(者のくずし)ら=家原(えばら、家原寺) 大鳥一の宮(和泉の国一の宮 大鳥神社) 道」

写真撮影:2018年5月16日

関連記事: 一発芸! スティッチに似た狛犬!! 2014.5.11.

2018年5月18日 ( HN:アブラコウモリH )

 


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