アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

オナラを我慢すると、そのガスはどこへ行くか?

2009年05月09日 | Weblog
 私は、免疫力が異常に低いので、人混みへ入るときにはマスクを着用しています。それでも、年間数回は細菌感染します。ウイルスは、マスクの目より小さいので、いくらでも通過できる。防御の効果があるのか?と思いました。しかし、ウイルスは、空中に漂うチリに付着しているのだそうで…マスクの目は、チリはシャットアウトしますからウイルスもシャットアウトされる。初めて聞いたときは感心しました。今は、誰でも知っているマスクの効用。新型(豚)インフルエンザで、マスク製造の業界は特需だったそうで…困る人の陰には喜ぶ人もいる。何でもそうですね。裏には、必ず表がある。
 下着のパンツが、「男性用4,800円、女性用5,800円」。2枚組で、1,000円の私のパンツとは少々違う。オナラの臭いを消すパンツなのだそうで。私は、4,800円のパンツをはいて、臭いを消そうとは思いません。480円なら考えてみますが…。
消臭パンツの仕組みは、糸に織り込んだ「セラミック粒子と金属イオン」がにおいを吸着・分解するという。日本人の消臭学者…頭のいい人がいるものです。

 オナラ消臭パンツのメーカーは、「セーレン」。オナラ消臭だけに、イメージは、「精錬・清廉・製錬」よって、「セーレン」と名付けたのかなあ?

 オナラをしない人間はいない。大人は、一日に合計0.5~1.5リットルの量のオナラをしている。オナラなど生まれてこの方、ただの一度もしたことがないというような顔をしている人も、0.5~1.5リットル!1日の回数にして、5~20回だそう。

 では、オナラを我慢した場合、そのガスはどこへ行くのであろうか?正解は、「口から出る」。
 ガスが腸から吸収されて、血管内を運ばれ、肺から放出され口腔に。オナラを我慢した人の口臭は、腸内ガス臭ということです。
 ジェス・オルテガというプロレスラーの特技は、「オナラ火焔放射」。場内を暗くして、尻にマッチの火を近づけて豪快に「放屁」する。すると、轟音と共に、体外へ噴出した腸内ガスに引火し青白い炎を出して燃える。ジェスが試合の前に行うショーでした。

 「屁が燃える?」自分で、実験してみましたが、燃えない。そのため、「ジェスの試合前パフォーマンスは、手品だろう」と思っていました。しかし、ものの本によると、「オナラには、水素・メタン・硫化水素などが含まれるため燃えることがある」のだそう。「密閉空間や燃えやすい物の近くでは、オナラは禁止」という注意喚起の文章も!オナラの威力に改めて感心させられたー。

 「屁」については、「屁をする」「屁をこく」「屁をひる」「屁をふる」「屁をかます」「屁をたれる」「屁をすかす」「屁をはなつ」「屁をぶっぱなす」…これほど多くの表現がある生理現象も珍しい。
 「屁をする」は、まあ普通の言い方。「屁をこく」ですが、「こく」も辞書に出ているので、普通の言い方ということになります。漢字で書くと「放く」となり、意味は、からだの外に放出する。「屁をひる」も漢字で書くと「放る」。「屁をふる」は、「ひる」が変化したもの。

 では、「オナラ」という言い方(言葉)は、どこから出現したか?女性の場合、「屁」より、「オナラ」の方が似合います。「オナラ」は、「鳴らす」の連用形「鳴らし」に、「お」をつけた「お鳴らし」が語源。「お鳴らし」というと、やや下品なので、「し」を言わず、「お鳴ら(オナラ)」となった。奥ゆかしい言葉です。

 「欧米人は、オナラは平気で、ゲップを嫌がる」という通説があります。確かにゲップは嫌がられます。オナラは…平気とは思えませんが、現場に遭遇した経験がないので何とも言えません。「あなたは、オナラは平気ですか?」と質問する機会にも恵まれないまま今日に至っております。

 「三大臭いもの」を御存知でしょうか?「ニラ、にんにく、にぎりっぺ」です。「にぎりっぺ」は、野菜の種類かって?「自分の屁を肛門近くで握って、他人の鼻付近で開いて臭いを嗅がせる…」それが、にぎりっぺです。ガスを手で握ってしまうという発想が素晴らしいです。「オナラ」に、市民権を与えたのは、キン肉マンです。「プップ屁が出る5秒まえ」という主題歌の歌詞、「屁のつっぱりは、いらんですよ」のセリフ。これらにより、「屁」は、「暗いもの、隠すべきもの、こっそりすかすもの」から、「明るいもの」へとなったのであります。