「四十九院正満」という名刺をいただいた。名字は、「つるしいん」と読むのだという。おもしろがり屋の私としては、すかさず、「どちらの地方に多い名字ですか?」と質問。返事は、「どちらにも多くないですよ。日本全国で、20軒あるかないか…」とのこと。
次の私の質問は、「四十九」をどうして「つるし」と読むのか?この質問に対しては、「7×7=49で、ごにょごにょ…」御本人がよく分かっておられない様子なので、「ああ、そうですかぁ!」と感心してみせた。このあたり、老獪。
「四十九院」にまつわる故事につては、さすがに詳しかった。
夜な夜な、「飴をくれー」と訪ねてくる女がいた。ある日、後をつけてみると、女はお墓へ行った。お墓から、赤ちゃんの泣き声が聞こえていた。墓を掘り起こしてみると、赤ちゃんがいた。つまり、女は死んで埋葬された後、墓の中で出産した。死んでいるので、母乳は出ない。幽霊に身を窶し(?…「やつ-
し」です。麻生さんが、「読めないだろう」と、言った漢字)、集落へ飴(水飴)をもらいに行ったというわけ。
この赤ちゃん、母親の四十九日に生まれたので、「四十九院」と名乗ることになった。
幽霊話にまつわる姓ですが、「縁起がいい姓」とも受けとめられます。死んでいる母体から生まれてきたのですから。
情報化社会の一つの現象なのでしょうが、毎日のように初めて耳にする名字に出くわすようになりました。私の中では、四文字の姓といえば、「勅使河原(または、勅使川原の表記もあり)、小比類巻、 長曽我部」ぐらいのものでしたが。
防衛大学校長は、五百旗頭真さん。五百の旗頭ですから、先祖は、武士だったのでしょう。読み方は、「いおきべ まこと」。
新聞のスポーツ欄に、「千代反田…」と書いてありまして…。「千代選手」と、「反田選手」が活躍したのかと思いきや、千代反田という名字。この方式から行きますと、「佐藤斉藤」とか「田中鈴木」という姓も出てくるかも知れません。千代反田選手は、サッカーのアルビレックス新潟の所属。読み方は、そのまま、「ちよたんだ」。
五百旗頭家では、子供が生まれ、名前を決めるにあたり、「名字が漢字四文字と、長いので名前は漢字一字にしよう。テストの時、名前を書くのに時間がかかり不利になるから」と、「真」と名づけたのでしょう(推測か!)。
千代反田家も同様で、「充」と名づけました(決めつけか!)。
四文字姓の台頭(?)がめざましい現代、姓名の漢字字数が多い人への差別問題を解決するのが、社会の課題です。何を言ってるのかって?
ワープロで、枠の中へ名前を打ち込む時、漢字五文字までなら同じポイントで打ち込めますが、六文字以上ならポイントを小さくしなければならないという弊害が起こります。「六文字弊害」と呼ばれているものです。「佐々樹日出哉さん(仮名)」が中心となりこの六文字弊害の解決に尽力されておりますが、遅々として進まないようです。
姓名で、「丘武(おか たけし)さん」のように、漢字二文字という人もおられます。四十九院家で、子供に、「作右衛門」と名づけますと、姓名で、漢字八文字です。丘武は、12ポイントで打ち込まれ、四十九院作右衛門(つるしいんさくえもん)は、8ポイントで打ち込まれたとしたら、これは差別でしょう。能力、学力が劣っているように見られてしまいます。え!「同じポイントにした字数の少ない方が、劣っていると見られる。その方が差別だ!」だって?…だったら、「六文字弊害を解消しない会」を結成して運動してください。
あ~、また人の名前で遊んでしまった。
次の私の質問は、「四十九」をどうして「つるし」と読むのか?この質問に対しては、「7×7=49で、ごにょごにょ…」御本人がよく分かっておられない様子なので、「ああ、そうですかぁ!」と感心してみせた。このあたり、老獪。
「四十九院」にまつわる故事につては、さすがに詳しかった。
夜な夜な、「飴をくれー」と訪ねてくる女がいた。ある日、後をつけてみると、女はお墓へ行った。お墓から、赤ちゃんの泣き声が聞こえていた。墓を掘り起こしてみると、赤ちゃんがいた。つまり、女は死んで埋葬された後、墓の中で出産した。死んでいるので、母乳は出ない。幽霊に身を窶し(?…「やつ-
し」です。麻生さんが、「読めないだろう」と、言った漢字)、集落へ飴(水飴)をもらいに行ったというわけ。
この赤ちゃん、母親の四十九日に生まれたので、「四十九院」と名乗ることになった。
幽霊話にまつわる姓ですが、「縁起がいい姓」とも受けとめられます。死んでいる母体から生まれてきたのですから。
情報化社会の一つの現象なのでしょうが、毎日のように初めて耳にする名字に出くわすようになりました。私の中では、四文字の姓といえば、「勅使河原(または、勅使川原の表記もあり)、小比類巻、 長曽我部」ぐらいのものでしたが。
防衛大学校長は、五百旗頭真さん。五百の旗頭ですから、先祖は、武士だったのでしょう。読み方は、「いおきべ まこと」。
新聞のスポーツ欄に、「千代反田…」と書いてありまして…。「千代選手」と、「反田選手」が活躍したのかと思いきや、千代反田という名字。この方式から行きますと、「佐藤斉藤」とか「田中鈴木」という姓も出てくるかも知れません。千代反田選手は、サッカーのアルビレックス新潟の所属。読み方は、そのまま、「ちよたんだ」。
五百旗頭家では、子供が生まれ、名前を決めるにあたり、「名字が漢字四文字と、長いので名前は漢字一字にしよう。テストの時、名前を書くのに時間がかかり不利になるから」と、「真」と名づけたのでしょう(推測か!)。
千代反田家も同様で、「充」と名づけました(決めつけか!)。
四文字姓の台頭(?)がめざましい現代、姓名の漢字字数が多い人への差別問題を解決するのが、社会の課題です。何を言ってるのかって?
ワープロで、枠の中へ名前を打ち込む時、漢字五文字までなら同じポイントで打ち込めますが、六文字以上ならポイントを小さくしなければならないという弊害が起こります。「六文字弊害」と呼ばれているものです。「佐々樹日出哉さん(仮名)」が中心となりこの六文字弊害の解決に尽力されておりますが、遅々として進まないようです。
姓名で、「丘武(おか たけし)さん」のように、漢字二文字という人もおられます。四十九院家で、子供に、「作右衛門」と名づけますと、姓名で、漢字八文字です。丘武は、12ポイントで打ち込まれ、四十九院作右衛門(つるしいんさくえもん)は、8ポイントで打ち込まれたとしたら、これは差別でしょう。能力、学力が劣っているように見られてしまいます。え!「同じポイントにした字数の少ない方が、劣っていると見られる。その方が差別だ!」だって?…だったら、「六文字弊害を解消しない会」を結成して運動してください。
あ~、また人の名前で遊んでしまった。