ナンバープレート 希望番号制度が犯人逮捕に役立つ？

アメリカ合衆国やカナダのナンバープレートは、３～７文字程度のアルファベットと数字を選ぶことが出来ます。小児の腎臓の日本人医師は、「ＶＷ-ＦＬＥＡ」という、ナンバープレートを付けていました。「おもしろいでしょう」と、自慢することしきり。車が、フォルクスワーゲンのゴルフだったか小さい車。つまり、「フォルクスワーゲンのノミ」ということで、「ＶＷ-ＦＬＥＡ」。私の家内は、「ＥＴＳＵＫＯ」というナンバープレートをつけていました。車輌登録の時、「ＥＴＳＵＫＯは、どういう意味だ？」と聞かれました。差別用語、下品な言葉は登録できないので、ＥＴＳＵＫＯの意味を確認されたのです。「ＢＡＫＡ」「ＡＨＯ」「ＭＡＮＵＫＥ」などというナンバープレートの車が走っていたのでは…もっともアメリカ人は意味が分からないでしょうが…。

　中国人は、ラッキーナンバーへの強いこだわりを持っています。香港には、「８８８８」のナンバープレートの乗用車を持っている金持ちがおります。ビクトリア・ピークへ行く途中に邸宅があります。車庫を開けて「８８８８」が見えるようにしてあります。ツアーのガイドさんは、この邸宅前を通過する際、興奮気味に「８」の凄さ、「８８８８」をゲットしたいきさつなどを説明してくれます。香港では、ラッキーナンバーはオークションに出されますから、「１,０００万円超で落札」ということもあるそうです。

　日本では、１０年ほど前から、登録時に所定の手数料を支払うと、希望するナンバーを指定することが出来るようになりました。
　私の知人に希望番号とは関係なく、「４２１９」のナンバープレートの方がおりました。「４２１９→死に行く」…しかし、事故も起こさず元気でおられます。大方の日本人は、「４２（死に）」「４９（死苦）」を嫌うため、これまで欠番でした。しかし、希望番号制度により、希望すれば「４２」も「４９」もつけることが出来るようになりました。
　希望番号、「・・・１」「・・・２」「・・・３」「・・・５」「・・・７」「・・・８」「・１１１」「・２２２」「・３３３」「・５５５」「・７７７」「・８８８」…などの人気番号は、抽選です。ちなみに、私は、「・・・７」に当選し、後生大事につけています。「・・・７」など、希望番号の欠点は、「昨日、あそこの店に行ってたでしょう！」など、ナンバープレートから行動が分かられてしまう…。

　希望番号…「４６４９（ヨロシク）」「・７５８（名古屋）」「・５８３（御破算）」「・１３６（イサム…人名）」「・０３６（オサム…人名）」「・３３０（ミサオ…人名）」「・５１０（後藤…名字）」「５０１０（強盗）」「・４４８（寿司屋）」…
住宅に忍び込み現金を盗んだ、福岡市の派遣社員「清吾勇(せいごいさむ)容疑者」が逮捕された。逮捕された原因（?）は、忍び込まれた住宅近くに、「・１３６」のナンバープレートをつけた不審な車が停まっていたのを複数の人が目撃していたから。清吾容疑者は、自分の車に、名前の「勇（１３６）」のナンバープレートをつけていたのでした。犯人は私ですと、自首するようなものです。泥棒の通勤は、希望番号で取得したナンバープレートをつけた車で行ってはいけません。おっと、指導助言してどーする！