アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「海賊対策の海自派遣反対。でも、守ってくれよ」という言い分

2009年05月20日 | Weblog
 「恩を仇(あだ)で返す」という例えがあります。恩を仇で返してはダメです。同様に、「泥棒に追銭」というのもあります。泥棒に、さらにお金をあげる必要はありません。

 ピースボート、久々にマスコミに登場しましたねえ。まだクルーズやっていた!お金が随分あるみたいで…どこから出すんでしょうか?すでに過去のものだと思っていました私の認識不足でした。2年半前の北朝鮮の核実験の頃がピークでその語は凋落の一途と決めつけておりました。
 ピースボートが、「北朝鮮の核に抗議します」と発表したときは、「お~!まともな考えが出来るじゃないか!」と、正直嬉しかったです。ところが、同じ声明で、第二項目以降が180°違う…北朝鮮がこのような道を歩むのは、日本の戦争責任…拉致問題より日本の戦争責任…。この人たち、日本人を辞めて北朝鮮へ帰化されることをオススメしたいです。

 「ソマリア沖の海賊から日本の船舶を守る」これ、日本国としては当然、義務です。ところが、日本国は、日本の船舶を海賊から守ることを他国まかせにしておりました。一時、G8で艦船を派遣したことがないのは日本だけという悲しむべき事態。無責任大国日本!国際的にこっぱずかしい!せきたてられた格好で、自衛隊法に基づく海上警備行動が発令されたわけです。

「自衛隊の活動が、なしくずしに拡大している」と、いう意見があります。…よく言うものです。誰のお陰で人並みの暮らしが出来ていると思っているのでしょうか。今、スエズ運河が航行できなくなったら、私たちの暮らしはどうなるの!ソマリア沖の自衛隊派遣反対の人は、「輸入品を使わない、食べない」このことを守っていただきたい。一日も暮らせませんから。
 自衛隊も大きな問題ですが、「新たな事態には、新たな対応をする」これは、当然のことでしょう。

 ソマリア沖の自衛隊とピースボートが交戦でもしたのかって?交戦はしていない。これ、産経新聞になぜか詳しいのですが…
 ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、ピースボートの旅客船を護衛したというのです。一瞬、産経のねつ造記事かと思いました。ピースボートは、特に自衛隊に対して、「敵意と悪意に満ち満ちている」ように感じていたものですから。自衛隊側にしても、「ピースボートめ、いつかスリーパーホールドを決めてやる」と、思っているはず。

 ピースボートは、「海賊対策での海自派遣に反対」しておました。それなのに、どうして、護衛してもらうの?(5月11~13日)「恩を仇」とか「泥棒に追銭」の域を完全に超えていますね。「盗人猛々しい」です!

 ピースボートの創設者は、辻本清美さん。この辻本さんと福島みずほさん、イメージがダブリます。国旗反対、自衛隊反対…内心は自由です。しかし、政治家であれば、国民が納得する行動を示していただきたい。私がお薦めしたいのは、お二人で、あの国へ移住されて、ベルトをきつくして、空腹を紛らす暮らしを体験されることです。それから、帰国しても車には乗れませんよ。なぜかって?車は、全て国旗(日の丸)をつけた船が海外から運んできた原材料で作られていますから。もちろんガソリンも!自衛隊が、国旗をかざした船舶の護衛をしなければ、日本に原油が来ませんよ。恩を受けているのです。自衛隊にも、国旗にも。