学生時代、電車に乗る前に、「スポーツ新聞」を買い、読み終わったら網棚に上げて下車しました。次に乗り込んできた人が、網棚の新聞を読む。スポーツ新聞のリサイクルが、誰が決めたルールでもなく存在していました。自分が、網棚の新聞を読むこともありました。
愛読していた新聞は、「東京スポーツ」。いい名前です。初めて耳にする人は、東京都が株主の真面目なスポーツ新聞だと思うでしょう。
真面目な新聞じゃないのかって?あまりにも有名な話ですが、ケネディ大統領暗殺事件の時、新聞と名のつく新聞のほぼ全てが、暗殺事件を一面トップで報じました。東京スポーツのみが、「ブラッシー血だるま」。まあ、そういう新聞です。(日付の関係で、力道山の記事がトップだったという説もある。いずれにしろ、アメリカ大統領暗殺より、プロレスが大切…)私は、プロレスファンですから、プロレスの専門誌である東京スポーツは欠かせなかったです。当時の価格は、なんと、「10円」でした。
東京スポーツの特徴は、「見出し」。見出しで、惹きつける。
「人面魚重体」…買って読もうかなと思います。
「大仁田爆死」…ホントカ!?買って読まなくちゃ!
「阪神次期監督上岡龍太郎」…ナイナイ、それはナイ。でも気になる。
「フセインインキン大作戦」…どんな作戦だぁ!
但し、これらの見出しの下には小さく「?」「説」「絶叫」「か!」「も」などが書かれていたりする、というより「書かれている」とした方が正しいかな。新聞スタンドに陳列されている状態では、見出しの下の「?」「説」「絶叫」…が見えない。新聞の折り目と、新聞陳列網の関係を考えた見出しの割り付け。
この、東京スポーツの見出しに注目したのが、「カヤック」。あの「変人募集」の会社。東京スポーツとカヤックが、コラボ第1弾を公開した。「東スポ一面ブログパーツ」と名づけたブログパーツ。
どんなブログパーツか?「ブログ記事から本文を解析して、見出しを作成する」というもの。ブログ記事から抽出した言葉を、「発覚!」「説、浮上か!?」といった言葉で挟むことにより東京スポーツ風の見出しを作る。利用は無料。「発覚!たけし屋根裏で大麻栽培説、浮上か!?」「発覚!たけし衆議院選出馬説、浮上か!?」どこの「たけし」だって?。もちろん東京スポーツの名誉編集長だったか、最高顧問だったかのビートたけしですねど…。
我が青春の東京スポーツ、よくも倒産せずに頑張り、カヤックとのコラボでメジャーに躍り出た。よくやったと思います。
自殺してしまいましたが、疑惑の銃弾の人から名誉毀損で訴えられたことがありました。法廷で東京スポーツは、「東京スポーツの記事を信用する人はいない」と主張して勝訴。これは凄かったです。嘘つきが多いマスコミ界で、堂々と本当のことが言える!?凄い新聞です。しかし、控訴されて逆転敗訴。裁判長が「記事を信用する人間はいない」との主張について、「ダメじゃないか!」と、東スポ関係者に説教した。正直に証言したのに、説教されてはたまりませんなあ。「日付以外は全て誤報」と評されたこともあります。これも認識不足。「誤報」ではなく、「創作」が正しいです。
気になるのは、東京スポーツが改心したのか、真面目になってきていることです。どうなってきたかって?この10年、日本人スポーツ選手の海外進出が本格化。東京スポーツは夕刊紙のため、時差の関係から日本のスポーツ紙の中で最も早く海外スポーツの試合結果を伝えられる立場になった。当然売れる。そちらへシフトしてきています。
東京スポーツよ、目先の端金(はしたがね)を回収する道を歩むのはかまわない。しかし、「記事を信用する人がいない新聞」という原点を見失わないで!
愛読していた新聞は、「東京スポーツ」。いい名前です。初めて耳にする人は、東京都が株主の真面目なスポーツ新聞だと思うでしょう。
真面目な新聞じゃないのかって?あまりにも有名な話ですが、ケネディ大統領暗殺事件の時、新聞と名のつく新聞のほぼ全てが、暗殺事件を一面トップで報じました。東京スポーツのみが、「ブラッシー血だるま」。まあ、そういう新聞です。(日付の関係で、力道山の記事がトップだったという説もある。いずれにしろ、アメリカ大統領暗殺より、プロレスが大切…)私は、プロレスファンですから、プロレスの専門誌である東京スポーツは欠かせなかったです。当時の価格は、なんと、「10円」でした。
東京スポーツの特徴は、「見出し」。見出しで、惹きつける。
「人面魚重体」…買って読もうかなと思います。
「大仁田爆死」…ホントカ!?買って読まなくちゃ!
「阪神次期監督上岡龍太郎」…ナイナイ、それはナイ。でも気になる。
「フセインインキン大作戦」…どんな作戦だぁ!
但し、これらの見出しの下には小さく「?」「説」「絶叫」「か!」「も」などが書かれていたりする、というより「書かれている」とした方が正しいかな。新聞スタンドに陳列されている状態では、見出しの下の「?」「説」「絶叫」…が見えない。新聞の折り目と、新聞陳列網の関係を考えた見出しの割り付け。
この、東京スポーツの見出しに注目したのが、「カヤック」。あの「変人募集」の会社。東京スポーツとカヤックが、コラボ第1弾を公開した。「東スポ一面ブログパーツ」と名づけたブログパーツ。
どんなブログパーツか?「ブログ記事から本文を解析して、見出しを作成する」というもの。ブログ記事から抽出した言葉を、「発覚!」「説、浮上か!?」といった言葉で挟むことにより東京スポーツ風の見出しを作る。利用は無料。「発覚!たけし屋根裏で大麻栽培説、浮上か!?」「発覚!たけし衆議院選出馬説、浮上か!?」どこの「たけし」だって?。もちろん東京スポーツの名誉編集長だったか、最高顧問だったかのビートたけしですねど…。
我が青春の東京スポーツ、よくも倒産せずに頑張り、カヤックとのコラボでメジャーに躍り出た。よくやったと思います。
自殺してしまいましたが、疑惑の銃弾の人から名誉毀損で訴えられたことがありました。法廷で東京スポーツは、「東京スポーツの記事を信用する人はいない」と主張して勝訴。これは凄かったです。嘘つきが多いマスコミ界で、堂々と本当のことが言える!?凄い新聞です。しかし、控訴されて逆転敗訴。裁判長が「記事を信用する人間はいない」との主張について、「ダメじゃないか!」と、東スポ関係者に説教した。正直に証言したのに、説教されてはたまりませんなあ。「日付以外は全て誤報」と評されたこともあります。これも認識不足。「誤報」ではなく、「創作」が正しいです。
気になるのは、東京スポーツが改心したのか、真面目になってきていることです。どうなってきたかって?この10年、日本人スポーツ選手の海外進出が本格化。東京スポーツは夕刊紙のため、時差の関係から日本のスポーツ紙の中で最も早く海外スポーツの試合結果を伝えられる立場になった。当然売れる。そちらへシフトしてきています。
東京スポーツよ、目先の端金(はしたがね)を回収する道を歩むのはかまわない。しかし、「記事を信用する人がいない新聞」という原点を見失わないで!