90歳の女性、早い話が立派な婆様…要介護4で自宅介護が不可能になり、特別養護老人ホームに入所しておりました…いや、していますぅ…。今日現在は、入院中。ホームに帰ることができるかどうか。
入所早々、職員が車いすのブレーキをかけ忘れたため車いすから落ちて大腿頸骨を骨折。金属の棒を二本骨に入れて、3か月後にホームに戻りました。強いです。で、ますます歩けなくなりました。当たり前。大腿頸骨を折れば、その流れでおしまいというケースが圧倒的に多いのですがね。
卒寿パワーを発揮して大腿頸骨骨折を乗り越え、再びホーム暮らしに慣れたのですが…ベッドから車椅子に移すときに、「痛ててて!腹が痛たい!」と言うようになった。
ホームから連絡を受けた90歳の女性の家族が、病院へ連れて行った。医師の診断は、「腹は異常が見られない。考えられることは、肋骨が折れていること。しかし、BUT!肋骨の骨折はレントゲンには写らない…少し様子を見ましょうか」。「様子を見る」…これは、よく使われるフレーズ。だけど、レントゲンには写らないという肋骨の骨折の疑いで様子を見る?…様子を見て改善されるといいのですが…。
それから一週間。ホームから家族に電話が…
「看護師がおなかに固いモノを感じると言うので、浣腸しました。それでも、固いモノが出てこないので、食事を絶って固いものを出そう思いますが、いいですか?」家族は、「お願いします」しか、言いようがなかった。
数日後、ホームを訪れた家族は、「びっくり」することとなった。数日間固形の食事は受け付けず、水分補給も1日180ml・・・!本人は、注射器の大型のようなモノで、水分を口に入れてもらっていたが飲めない。意識は…消えかかっておりました。「これって、緊急事態じゃないんですか?」このままでは、死を待つだけと判断した家族が、急遽自家用車で病院へ連れて行った。
診察に当たった医師も驚きを隠さなかった。「ホームに面会に行ってこれじゃあ、びっくりするのは当たり前!頭部から腹部までMRI!」。
映像を別の医師がみて、「脳幹から出血しています。肺に水が溜まっていますが、脳の出血のほうが深刻、脳神経外科へ救急車で搬送します」。
自家用車でホームから病院へ連れてきた家族としては、そんな悠長な搬送している場合じゃなかったわけで…途中で最悪の事態にならなくて良かったわけで…。この言い方は、北の国からの純の言い方のわけで…。
それから早くも今日で15日目。女性は、SCU(脳卒中の集中治療室)から一般病棟に移されております。呼びかけには、「う…」と、反応する。これが、意識があるということになるのかどうか?
今回は、お医者さんが良い仕事をしてくださいました。
頭部MRIを指示した医師、脳幹出血を見つけて救急車にも乗ってくれた医師、たまたま大学病院から来ていた脳神経外科の医師…みなさん責任感・使命感がありました。
「腹部に固いモノ…便の化石がある」と、浣腸&断食を判断した人についてはどう思うかって?こ、これは、謎ですね。
90歳の女性、脳幹出血が止まってホームに戻れるといいのですが。強いですから、可能性十分。
入所早々、職員が車いすのブレーキをかけ忘れたため車いすから落ちて大腿頸骨を骨折。金属の棒を二本骨に入れて、3か月後にホームに戻りました。強いです。で、ますます歩けなくなりました。当たり前。大腿頸骨を折れば、その流れでおしまいというケースが圧倒的に多いのですがね。
卒寿パワーを発揮して大腿頸骨骨折を乗り越え、再びホーム暮らしに慣れたのですが…ベッドから車椅子に移すときに、「痛ててて!腹が痛たい!」と言うようになった。
ホームから連絡を受けた90歳の女性の家族が、病院へ連れて行った。医師の診断は、「腹は異常が見られない。考えられることは、肋骨が折れていること。しかし、BUT!肋骨の骨折はレントゲンには写らない…少し様子を見ましょうか」。「様子を見る」…これは、よく使われるフレーズ。だけど、レントゲンには写らないという肋骨の骨折の疑いで様子を見る?…様子を見て改善されるといいのですが…。
それから一週間。ホームから家族に電話が…
「看護師がおなかに固いモノを感じると言うので、浣腸しました。それでも、固いモノが出てこないので、食事を絶って固いものを出そう思いますが、いいですか?」家族は、「お願いします」しか、言いようがなかった。
数日後、ホームを訪れた家族は、「びっくり」することとなった。数日間固形の食事は受け付けず、水分補給も1日180ml・・・!本人は、注射器の大型のようなモノで、水分を口に入れてもらっていたが飲めない。意識は…消えかかっておりました。「これって、緊急事態じゃないんですか?」このままでは、死を待つだけと判断した家族が、急遽自家用車で病院へ連れて行った。
診察に当たった医師も驚きを隠さなかった。「ホームに面会に行ってこれじゃあ、びっくりするのは当たり前!頭部から腹部までMRI!」。
映像を別の医師がみて、「脳幹から出血しています。肺に水が溜まっていますが、脳の出血のほうが深刻、脳神経外科へ救急車で搬送します」。
自家用車でホームから病院へ連れてきた家族としては、そんな悠長な搬送している場合じゃなかったわけで…途中で最悪の事態にならなくて良かったわけで…。この言い方は、北の国からの純の言い方のわけで…。
それから早くも今日で15日目。女性は、SCU(脳卒中の集中治療室)から一般病棟に移されております。呼びかけには、「う…」と、反応する。これが、意識があるということになるのかどうか?
今回は、お医者さんが良い仕事をしてくださいました。
頭部MRIを指示した医師、脳幹出血を見つけて救急車にも乗ってくれた医師、たまたま大学病院から来ていた脳神経外科の医師…みなさん責任感・使命感がありました。
「腹部に固いモノ…便の化石がある」と、浣腸&断食を判断した人についてはどう思うかって?こ、これは、謎ですね。
90歳の女性、脳幹出血が止まってホームに戻れるといいのですが。強いですから、可能性十分。