自分では、「まだまだ生きるぞ」と、思っているのですが、日に日に埃りが出てきます。ドクターに言われたんですよ。「アンティークマンさんの年頃になると、叩けば埃が出てくるんです」と。つまり、検査をすれば、悪いところが次々と見つかるってこと。私の年頃…団塊の世代なんですがね。80歳代になれば、見かけはお元気な方も、「検査すれば癌の一つや二つ必ず見つかりますから」とも。
で、私なんですが、あちこち痛くてもカミサンには、言わないようにしています。脳裏から離れない事件があったからです。事件の概略を新聞記事から引用しますと…
78歳の男性が死亡しているのが見つかった事件で、71歳の妻が殺人容疑で逮捕された。男性は糖尿病や肺気腫を患い、自力歩行が難しくなっていた。容疑者である妻は、夜中に頻繁にトイレに付き添うなど、介護に追われていたという。容疑者は、うつぶせに横たわっていた男性の首を後ろからスカーフで絞めて殺害。殺害後、自分も死のうと風呂場へ行き、包丁で左手首などを切ったが軽傷だった。
78歳の男性が死亡しているのが見つかった事件で、71歳の妻が殺人容疑で逮捕された。男性は糖尿病や肺気腫を患い、自力歩行が難しくなっていた。容疑者である妻は、夜中に頻繁にトイレに付き添うなど、介護に追われていたという。容疑者は、うつぶせに横たわっていた男性の首を後ろからスカーフで絞めて殺害。殺害後、自分も死のうと風呂場へ行き、包丁で左手首などを切ったが軽傷だった。
老老介護で介護疲れ。とどのつまりは悲劇です。私は、17年前に母を亡くしました。母は、私共が自宅で介護しておりました。私は昼間は仕事をしておりましたので、介護の一切はカミサンがやってくれました。大変だったことは、よくわかっていたつもりです。感謝してます。
6年ほど前、カミサンの母親の認知症が進み、我が家へ連れてきて、介護し始めました。薬の副作用なのか、時折、凶暴になることがありました。
「いつまで、この状態が続くのだろう?」と、途方に暮れたこともありました。そのあと、食事できなくなり「胃瘻」に。こうなると、自宅介護は無理。現在は、隣町の病院に入院しています。96歳になりますが、声をかけると反応してくれて、帰りぎわには、「どうもありがとう」と、言ってくれるまでになりました。精神神経に影響を与える「薬」って、よくないんじゃないかと思っています。義母は、たぶん私より長生きするのではないかと、私は思っています。体が強いのです。
6年ほど前、カミサンの母親の認知症が進み、我が家へ連れてきて、介護し始めました。薬の副作用なのか、時折、凶暴になることがありました。
「いつまで、この状態が続くのだろう?」と、途方に暮れたこともありました。そのあと、食事できなくなり「胃瘻」に。こうなると、自宅介護は無理。現在は、隣町の病院に入院しています。96歳になりますが、声をかけると反応してくれて、帰りぎわには、「どうもありがとう」と、言ってくれるまでになりました。精神神経に影響を与える「薬」って、よくないんじゃないかと思っています。義母は、たぶん私より長生きするのではないかと、私は思っています。体が強いのです。
介護は、経験したことがない人にはその辛さが分からないものです。いつ解放されるか全く分からない。解放されたときというのは、亡くなったとき。老老介護の場合、どちらが先に逝くかわからない。介護している人が先に亡くなることもある。精神的にも、肉体的にも疲れ果てて、死んだ方がどれだけ楽か…となったとき、残された道はただ一つ…。
どうする?あなたも通る、私も通る。みんなが通る道です…。
どうする?あなたも通る、私も通る。みんなが通る道です…。
病院にお願いする?入院3週間までなら…。病院としましては、長く入院させておくと収入が、ガクンと減ります。3か月も入院させようものなら赤字になります。ですから、長くても1か月で、「退院勧告」となります。身内を入院させている人は、次の病院を探すのに躍起になっています。病院のたらい回し。
介護の施設にお世話になる…皆さんが介護施設に頼ると、日本国がやっていけなくなる。そのため国は、「自宅での介護」を推奨している・・・。
国が破綻するかも知れないということは分かる。しかしそれでも、介護施設は、強い強い味方です。ただ…大きな問題があります。
介護の施設にお世話になる…皆さんが介護施設に頼ると、日本国がやっていけなくなる。そのため国は、「自宅での介護」を推奨している・・・。
国が破綻するかも知れないということは分かる。しかしそれでも、介護施設は、強い強い味方です。ただ…大きな問題があります。
介護・福祉に直接携わる…ケアマネジャー、社会福祉士、介護福祉士、ホームヘルパーなどの待遇の悪さです。若い人が「介護福祉士に」というのを聞くと、凄く暗い気持ちになります。
私が知っている子の場合、夢が叶って、介護福祉士になりましたが、1年もたたないうちに、辞めてしまいました。「重労働と、薄給に耐えられない」というのです。
若者に対し、「そうか!介護福祉士になりたい!そりゃあいい。ガンバレ」などとは、間違っても言えません。あまりにも無責任ですから。
若干の希望の光は、「介護職場で働く人たちの処遇が改善されるようになってきている」ことです。一昨日(4月21日)のお給料で「処遇改善手当」が支給されたと喜んでいた介護福祉士さんもおります。それでも、他の業種に比べると、まだまだ少ないのです。
私が知っている子の場合、夢が叶って、介護福祉士になりましたが、1年もたたないうちに、辞めてしまいました。「重労働と、薄給に耐えられない」というのです。
若者に対し、「そうか!介護福祉士になりたい!そりゃあいい。ガンバレ」などとは、間違っても言えません。あまりにも無責任ですから。
若干の希望の光は、「介護職場で働く人たちの処遇が改善されるようになってきている」ことです。一昨日(4月21日)のお給料で「処遇改善手当」が支給されたと喜んでいた介護福祉士さんもおります。それでも、他の業種に比べると、まだまだ少ないのです。
世の中にある数少ない平等の一つが「老化」。
ピンピンコロリといけばいいのですが、そうは行かない。あなたも私も、介護していただかなければならないかも知れない。
無理心中は、何とか逃れたい。
施設で、一商品の扱いをされたくない。
施設で、介護してくださるのが、外国人…。人種国籍を問わず、親身に介護していただければ万々歳です。
ピンピンコロリといけばいいのですが、そうは行かない。あなたも私も、介護していただかなければならないかも知れない。
無理心中は、何とか逃れたい。
施設で、一商品の扱いをされたくない。
施設で、介護してくださるのが、外国人…。人種国籍を問わず、親身に介護していただければ万々歳です。
で、私、あちこち痛くてもカミサンには、言わないようにしています。毎日、夫から、「蜂窩織炎が痛い。脊柱管狭窄で歩けない。手が痺れて箸が使えない。血管が詰まって足が腫れて痛い。髪が抜けてハゲが広がった・・・」と、聞かされたのでは、「あ~あ、いつまで、この暮らしが続くのだろう。終止符を打ちたいな」と、思われるんじゃないか。
ですから、見栄をはって生きるだけ生きて、「ダメだな」と覚ったときは、荷物をまとめて介護施設に行きます。
なぬ?「覚った時には、歩けないだろうし、食事の直後に『腹減ったー!飯は、まだかぁー!』と言ってるんじゃないか」って?
それが怖いです…。
ですから、見栄をはって生きるだけ生きて、「ダメだな」と覚ったときは、荷物をまとめて介護施設に行きます。
なぬ?「覚った時には、歩けないだろうし、食事の直後に『腹減ったー!飯は、まだかぁー!』と言ってるんじゃないか」って?
それが怖いです…。
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