
昨日の県大会。
残念ながら1ペアしか参加できなかったが。
参加したS・Sペア。
二人が感じたことを次の試合に生かして欲しいのだが・・・・

さて、初戦の相手は春野中のペア。
確認できたことは、
このペアは浜松地区6位のペア。
×××○×
××××
×○○×○○
××××
結果的には1-3で敗退。
雨が降ったりやんだりの中で、
そして緊張でガチガチの中で、
何一つ自分らしさを出せずに敗退という感が強い。
一言でいえば自滅の試合だった。

緊張は誰にでもある。
相手にもある。
そこで勝つための試合をどうやってするか?
自分たちの勝ちパターンは何か?
どうやってそれを実現させるか?
調子が悪い時に悪いなりに勝つために何をすればいいのか?
粘りとは?

例えば、
ロブでも何でも相手の深い所に返れば、
とりあえず、相手がミスしてくれるかもしれない。
前衛が決めてくれるかもしれない。

でもどんなに鋭いいいショットでも、
1センチでもアウトすれば相手のポイントだし、
ものすごい勢いでもは白帯に当たってボールが戻ってしまえば、
それは相手のポイントである。
どんないいいボールを打っても、
ミスるのなら、ロブでも当たりそこないでも、
相手のコートに入った方がいい。
上手いチームが勝つとは限らない所以でもある。
普段の実力は春野中のペアとはそれほど違わないだろう。
でもあれだけミスしたら勝てないだろう?
そんな試合だった。

参考になった試合がある。
N2中とK中の試合。
実力は伯仲。
ファイナルでK中が勝ったが。
乱打を見ても試合を見ても、
K中のペアは、フォームは自己流。
つなぎながら時に強いボール。
結果的に緩急をつけた形になっていた。
N2中のペアのフォームはオーソドックスできれいで、
どちらが上手いかと問われれば、
N2中とみんな答えるだろう。
でも見ていて私はいつの間にかK中を応援していた。
中学時代、同じ塾でかわいいなあと思っていた子が2中だったので、
最初はN2中の事を応援していたが・・・
実は私も硬式テニスでは異端児と呼ばれていた。
大学時代はBHTC(バロニイ変則テニスクラブ)という、
フォームが変則的な仲間を集めていた。
Tシャツまで作ったり・・・・
そういえばTBSのプロデューサーの貴島君も入っていたが。
(無理やり私が引き込んだのだが)
だから、私はいつもフォームが変則的な子を応援してしまう。
プロになるのならともかく、
部活程度なら独自の道を進むのもいいじゃない?
実はそう思っている。
で、勝って泣いているK中のペア。
なんとなくほんわかしてしまった。
多分次の試合は負けてしまったかも知れないが・・・・

話を戻そう。
このK中のペアが、実に変則的でいい味を出していた。
しぶとくつなぎながら勝機と見れば強いボール。
前衛もどこがどうという特徴はないのだが、
乱打戦に持ち込んでめちゃくちゃフォームでも
相手のコートに落とす?
上手く言えないし、
そこまでひどいフォームではないが、
基本に忠実なボレーではなかった。
でも最後はなんとか勝ち、
R中ペアに足りない何かがこのペアにはあったから勝ったんだと思う。
それこそサッカーの岡崎のような泥臭さ?ひたむきさ?
そういうものを身につければ、
R中のペアもいいペアになるんだけどなあ。
もっと勝負に貪欲になって欲しいのだけれど。