柏戦に行ってきました。
ゲーム前のウッチーや高橋直樹のスピーチ、マグの初先発、達也さんの先制弾、疑惑の審判判定、坂井商事のオフィシャルスーツを叩きつけて怒りを露わにする吉田監督、相手にクロスを入れられ同じような2失点、最後のパワープレーでカズの魂のヘッドが炸裂、芥川賞作家がハッピーターンのユニを着てオーロラビジョンに登場。
いやぁ~いろいろありました。その1つ1つが単独でブログのネタになる感じ。
「潟る」っていう言葉が、数年前にアルビサポの間でよく使われました。後半のアディショナルタイムに失点し、同点だったゲームが負けゲームになったり、勝ち点3が目前に迫ったゲームが勝ち点1に留まるっていうようなケース。そんな時に自虐的に使った言葉でしたね。最後の踏ん張りが効かないというアルビレックスの姿を象徴する言葉でした。
今日の柏戦は、まさに「逆・潟る」って感じのゲームでした。前半開始早々に達也のゴールで先制するも、後半に同点弾と逆転弾を同じようなパターンで浴び(これは大いなる反省点ですよね)、ゲームはすっかり柏のペースに。アディショナルタイム5分の時間も、ほぼ終わりかけた時にドラマが待っていました。
後方から途中出場の宣福がゴール前に蹴り込んだボールを、パワープレーでゴール前に走り込んでいたマグがヘディング、さらにこぼれたボールをカズが身体ごと飛び込んでゴールネットを揺らす魂のヘッド炸裂です。いやぁ~興奮した。
同じ「勝ち点1」でも、ゲーム終了間際の得点によって「負けが引き分けに変わる勝ち点1」と「勝ちが引き分けになる勝ち点1」とでは、天国と地獄くらいの差を感じます。ゲーム終了後のホイッスルを聞いた柏の選手の多くがピッチに倒れ込む姿を見て、「今季初勝利を目前で逃したショック」をありありと感じました。
まぁだけど、ボクらはまるで勝ったように喜んだわけなんですが、冷静に考えてみれば「ホームで勝ち点1を拾った」にすぎず、チームの低迷から抜け出したわけではありません。「ホーム初勝利」すらまだ経験していないわけですからね。CBのマグは及第点だったと思うけど、後半のクロスからの2失点は大いなる反省材料です。吉田監督、よろしくお願いします。
でもね。今季のゲームは得点が入るでしょ。これって、やっぱり嬉しいですよね。サッカーってやっぱり得点に興奮するスポーツです。あのボールがゴールネットを揺らした時のスタジアムの雰囲気、あれを味わいたくてスタジアムに通っているようなモノですからね。引き分けでも、負けゲームでも、自分のチームに得点が入ってみんなと一緒に喜びを分かち合えると、「あぁ幸せだなぁ」って感じるわけですよ。最悪なのは、完封負けするゲームです。
もちろん勝利することが何よりなんだけど、今年のチームの攻撃力、得点力には、ボクはある程度の満足感を得ています。あとは、失点を減らすことだけですからね。次はスカッと勝ちましょう!来週はナビスコ杯の鳥栖戦ですね。