“しなやかに、清々しく”

日常の出来事等を気ままに発信したい。

佐渡は真っ白。頭の中も真っ白。

2012-01-06 21:44:38 | Weblog
 1月3日~5日まで急用で佐渡へ渡った。

 逗子で正月を過ごしていた3日の朝、田舎の親戚から電話が入る。親しくしている甥の嫁が脳溢血で佐渡病院へ緊急入院とのこと。

 午前11時過ぎに逗子を出発。新宿の自宅に立ち寄り、しばらくして出発。関越自動車道で一路新潟港に。
 途中の道路には雪が全くなく雪道用タイヤチェーンを使用することもなく午後6時前に新潟港に到着。午後7時30分のカーフェリーに乗船。午後10時両津港着。
 両津港から本線で佐渡病院へ。 人工呼吸器を付け呼吸を手助けしているがまったく意識はない。すやすやと眠っている。お見舞い。
 家内と来ているので実家に夜遅くでは迷惑になるので、あらかじめ船の中で予約した近くのホテル八幡館に向かう。
 佐渡国中平野は、金北山下の吉井から両津西側にかけて雪が多く、金井地区、八幡地区そして真野地区となるに従って積っている雪は少ない。道路は車のチェーンを付けるほどでない。
 午後11時15分にホテルに到着したら、温泉大浴場は午後11時30分までとのこと。
 バタバタとして大浴場に飛び込む。若干の延長を戴き、体を温めた。
 翌日目を覚ますと、風もなく一面真っ白。車の上には雪が7~8㎝は積っていようか。さらさらとしている。


 ホテル八幡館5階から国府橋方面を望む。


 同じく5階から四日町方面を望む。

 翌4日朝食後午前9時ごろホテルを出発、八幡館から近くの実家までチェーンを巻かずにのろのろと走る。国道は何とかチェーンを付けずに走れる。
 お墓参りの後、真野商工会や偶然お会いした〇〇さんと6月の記念総会予定等を打ち合わせする。〇〇さん本人は元気そう。
 病院に再度見舞いに寄り、姉の家に向かう。89歳になる義兄と雑談。とても歳に見えず元気。
  しばらく雑談ののち、ホテルに帰る。
 昨夕とは違ってゆったりと温泉につかる。

 5日、目を覚ますと風が強く気温が下がっていて雪が舞い、道路はカチカチに凍っている。この状態で車を走らせるのは危険だが、昨日と同じく実家までのろのろと走る。
 到着後直ぐに雪道用タイヤチェーンを付ける。
 実家に別れを告げて再度病院へ。
 しばらくすると運よく、脳外科先生の回診で二人の先生が病室に見える。
 甥の子供と私たちだけだったので帰り際に先生に患者との関係を明かして質問すると、「治療には二通りあるが、この患者は回復の見込みがなく手の施しようがないので、現在のような点滴となっている」旨を告げられた。あぁ~あ。無念。頭の中が真っ白。

別れを告げて、お昼の船に乗るべく両津まで車を走らせる。途中、甥に先生から告げられたことを正直に話す。本人も私どもが帰った直後に先生に合って聞いたとか。
 甥「出来るだけのことをしたい」と・・・。
 船の中では一睡もできず。走馬灯のようにいろんなことが思い浮かぶ。

 新潟港で下船後一路東京へ。
 タイヤチェーンは、港で一度外したが、長岡を過ぎてしばらくするとチェーン規制の標識が出る。やむなく、再度チェーンを付ける。
 道路は凍っていてとても危なく、時速50キロがやっと。清水トンネルを過ぎて赤城高原SAまでチェーンを付けて走る。
 東京新宿の自宅に着いたのが午後9時過ぎ。新潟港からチェーンの取り付け、外し等があるが何と約6時間かかったことになる。
 でも、無事に帰ったことをお世話になった実家や姉宅に電話する。

 甥の嫁さん、まだ若い。何とか目を覚ましてもらいたいものだ。お祈りしたい。
 
 
 
 
 
コメント
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