ENEM やっぱりね～

先週末に行われたＥＮＥＭ、毎年何か問題が起こるのが常です。
昨年は、問題用紙の組み方が間違っていたというミスがあり、試験がやりなおしになりました。
一昨年は、印刷所から問題用紙が盗み出され、試験問題が事前に漏えいし、これまた試験がやり直しになりました。
さて、今年は何が起こるか、ちょっと期待していましたが、やっぱりおこりました。
試験問題の漏えいです。

ブラジル東北海岸部、セアラ―州、フォルタレーザのある私立校で、事前に生徒に配られたＥＮＥＭ対策の問題の中に、本番の試験とまったく同じ問題が１４問含まれていたそうです。
ブラジル教育省では漏えい事件とみて、この学校の受験生すべてに対して再試験を言い渡しました。
これに対して、学校側は生徒を通じて他の学校の生徒へも問題が漏れていたのではないかと疑問を投げかけ、問題の１４問の問題のキャンセルを求めました。
教育省側は、調査の結果、他に漏えいが認められないとのことから、この学校だけの再試験を実施する方向だとのこと。
問題を漏えいしたとされる教師のコメント等はまだ発表されていません。

この問題、テストの問題だ回答だと言うほかに大きな問題を巻き起こしています。
ニュース等で学校の実名が報道され、学校内での様子なども映像で流れたため、ネット上で学校側に対する批判などが流れているのです。
その中には、悪質な生徒たちへの批判、差別的なコメントも多く寄せられているそうで、学校側も対応に苦慮しているとのこと。
１４問の「つけ」は大きかったということですね。

実は娘は漏えい事件で、全国一斉再テストになるのを待ち望んでいたんです。
「１回目のテストで、ノウハウがわかったから、２回目はもう少しいい点数がとれるかと思って。」だって。
再テストが、該当の学校だけとわかってがっかり。
今年は娘は模擬試験のつもりで受けているので、のんきなことも言ってられるのよね。
娘の来年の点数に期待しましょう。