この章は前の2つの章とは対照的に,HoMEで,トロッター→アラゴルンの変遷と共に,さんざん解説されてきた章です。と,いう事で,結局どう落ち着いたのかという観点で,まとめ易いですね。(笑)
初めて原作を読んだ時は,映画を先に観たので,ここでようやく映画に戻れる,と,ほっとした所です。(笑)
ここはホビットの世界から,外の世界へ移る,大きな分岐点ですね。映画ではそこまでは感じません。やはり,これは原作の利点なのでしょう。前の章の感想に書きましたっけ? トム・ボンバディルとゴールドベリって,「大きな人」ではないんですよね。ガンダルフやエルロンドの種族とは,ちょっと違う人たちなんですよね。(じゃあ一体何なのかって,ますます不思議ですが。。)
ブリーという場所の描かれ方が,人のいない荒野の中の島のよう,と聞こえました。ブリーにはホビットもいます。人間達は髪の色が濃く,小柄で逞しい人達。彼らは共にフレンドリーですが,誰に仕えるとかいう事のない自由な人達です。しかし,ここにはレンジャーと呼ばれる不思議な人達もたまに来ます。珍しい話はたくさん知っているけれど,ブリーの人間達はお友達にはしたがりませんね。彼らは"darker"と聞こえましたが,それって「色黒」って事なんでしょうか? またそれとは別に,この章では説明はされていませんが,褐色人という,色黒の,サルマンに仕える邪悪な人間が出入りしてますね。
ホビット達は門番のハリーに会います。ハリーの振る舞いもHoMEで幾度か変更されてきました。彼は黒の乗り手達と取引があり,ホビット達が来るのをチェックしていたのですね。正式版にはそのシーンはありませんが,フロドは彼が自分達に妙な好奇心を持っているのを感じます。
バーリマン・バタバーさんは,確かにトム・ボンバディルやガンダルフが信頼するだけあって,口が軽そうに見えても,実は秘密を守る事には長けていますね。今回改めてそう思いました。彼もまた,ハリーとは別の意味で,何かあったかなあ?とホビットに反応しますね。(まだ何だったか思い出していませんが) ブリーは交通の要所だし,そこに住んでいる人達は,「誰に仕えているわけでない」と言いつつ,どんな人達の味方をするのかは人それぞれで,陰謀等には利用され易いのかもしれません。また,バタバーさんは,そういう所で生きていく為の術を持っているという事なのでしょうね。
食事は部屋で食べるんですね。何か日本の旅館みたいですね。イギリスの宿って昔はそうだったんでしょうかね? 映画とは違いメリーは外を偵察,他の3人だけホールへ。そう言えば,確かにメリーだけあのイベントを見れないとはちょっとかわいそうかも(笑) 馳夫さんはHoME最初の下書きとは対照的に,すらりと長い足にブーツです。しかし最初は木靴を履いたホビットだったなんて‥(笑)いやほんと,HoME読んだ甲斐がありました。今やこのシーンに辿り着く度に,もしアラゴルンでなくてペレグリン・ボフィンだったら,一体どんな外見で,どんな俳優さんが演じたんだろう?と思います。(笑)
さて,フロドが例の大失態をやらかした時,足の長い馳夫さんだけでなく,色黒のアヤシイ人達も色めき立って動き出します。物語の本当に最後の方で明らかにされますが,彼らの主な目的は,シャイア産の高級パイプ草の取引だったと思いますが,ひょっとして,指輪に関しても,何らかの任を担っていたのでしょうか? アラゴルンも彼らの動きをチェックしてはいますが,当時はまだサルマンを怪しんではいなかったのでしょうね。
ここで唐突ですが,この所ずーっと思っていたのですが,この辺り,サムの存在感があまり感じられませんね。前の章ではトム・ボンバディルに感謝する事を言い,この章ではホビットが住んでいるなら踊る子馬亭よりそっちがいいとか言ったりしていますが,それ以外セリフも彼に関する描写もほとんど見当たりませんね。(ああ,次の章で「お口ぽっか~ん」があるはずですけど。(笑)) しかし,映画は別としても(笑),原書を読んでいても,もちろん,彼の存在感,セリフの数々は印象に残っていますよ。一体,どの辺りから,彼が発言力を増すのか,それを捜してみるのも面白そうです。
初めて原作を読んだ時は,映画を先に観たので,ここでようやく映画に戻れる,と,ほっとした所です。(笑)
ここはホビットの世界から,外の世界へ移る,大きな分岐点ですね。映画ではそこまでは感じません。やはり,これは原作の利点なのでしょう。前の章の感想に書きましたっけ? トム・ボンバディルとゴールドベリって,「大きな人」ではないんですよね。ガンダルフやエルロンドの種族とは,ちょっと違う人たちなんですよね。(じゃあ一体何なのかって,ますます不思議ですが。。)
ブリーという場所の描かれ方が,人のいない荒野の中の島のよう,と聞こえました。ブリーにはホビットもいます。人間達は髪の色が濃く,小柄で逞しい人達。彼らは共にフレンドリーですが,誰に仕えるとかいう事のない自由な人達です。しかし,ここにはレンジャーと呼ばれる不思議な人達もたまに来ます。珍しい話はたくさん知っているけれど,ブリーの人間達はお友達にはしたがりませんね。彼らは"darker"と聞こえましたが,それって「色黒」って事なんでしょうか? またそれとは別に,この章では説明はされていませんが,褐色人という,色黒の,サルマンに仕える邪悪な人間が出入りしてますね。
ホビット達は門番のハリーに会います。ハリーの振る舞いもHoMEで幾度か変更されてきました。彼は黒の乗り手達と取引があり,ホビット達が来るのをチェックしていたのですね。正式版にはそのシーンはありませんが,フロドは彼が自分達に妙な好奇心を持っているのを感じます。
バーリマン・バタバーさんは,確かにトム・ボンバディルやガンダルフが信頼するだけあって,口が軽そうに見えても,実は秘密を守る事には長けていますね。今回改めてそう思いました。彼もまた,ハリーとは別の意味で,何かあったかなあ?とホビットに反応しますね。(まだ何だったか思い出していませんが) ブリーは交通の要所だし,そこに住んでいる人達は,「誰に仕えているわけでない」と言いつつ,どんな人達の味方をするのかは人それぞれで,陰謀等には利用され易いのかもしれません。また,バタバーさんは,そういう所で生きていく為の術を持っているという事なのでしょうね。
食事は部屋で食べるんですね。何か日本の旅館みたいですね。イギリスの宿って昔はそうだったんでしょうかね? 映画とは違いメリーは外を偵察,他の3人だけホールへ。そう言えば,確かにメリーだけあのイベントを見れないとはちょっとかわいそうかも(笑) 馳夫さんはHoME最初の下書きとは対照的に,すらりと長い足にブーツです。しかし最初は木靴を履いたホビットだったなんて‥(笑)いやほんと,HoME読んだ甲斐がありました。今やこのシーンに辿り着く度に,もしアラゴルンでなくてペレグリン・ボフィンだったら,一体どんな外見で,どんな俳優さんが演じたんだろう?と思います。(笑)
さて,フロドが例の大失態をやらかした時,足の長い馳夫さんだけでなく,色黒のアヤシイ人達も色めき立って動き出します。物語の本当に最後の方で明らかにされますが,彼らの主な目的は,シャイア産の高級パイプ草の取引だったと思いますが,ひょっとして,指輪に関しても,何らかの任を担っていたのでしょうか? アラゴルンも彼らの動きをチェックしてはいますが,当時はまだサルマンを怪しんではいなかったのでしょうね。
ここで唐突ですが,この所ずーっと思っていたのですが,この辺り,サムの存在感があまり感じられませんね。前の章ではトム・ボンバディルに感謝する事を言い,この章ではホビットが住んでいるなら踊る子馬亭よりそっちがいいとか言ったりしていますが,それ以外セリフも彼に関する描写もほとんど見当たりませんね。(ああ,次の章で「お口ぽっか~ん」があるはずですけど。(笑)) しかし,映画は別としても(笑),原書を読んでいても,もちろん,彼の存在感,セリフの数々は印象に残っていますよ。一体,どの辺りから,彼が発言力を増すのか,それを捜してみるのも面白そうです。