思ったより時間がかかってしまいましたが,ようやくPart3読了です。いよいよ怒涛のPart4へ(汗)‥‥
このパートでは映画で印象深いバスケットと釣りのシーンが出てきます。映画では重いテーマを和らげるお楽しみシーン的に描かれていましたが,原作ではこの物語のテーマや,それぞれの患者達の将来を象徴するような伏線が,さりげなくというか,巧妙に描かれていますね。原作ファンの人は,映画のこの辺りの描き方にはちょっと納得いかないかもしれません。
まあ,とりあえずは蛙お婆,じゃなかった(笑),Miss Ratchedの影が薄いパートですので,気持ちよく読む事ができました。(笑)
物語全体の主人公はMcMurphyですが,このパートに限ってはChiefが主役でしょう。何と言っても,彼はこのパートで正気を取り戻します。それが何故なのかと説明しようとしたら,実は意外と難しいのですが。。彼はMcMurphyに出会った日から,自分の尊敬する父親に似た強さを持った人だと感じていたんですね。彼はそんな強さを羨ましいと思ってました。で,彼はふと,自分が口をきかなくなったきっかけとなった事件を思い出します。心無い大人達に無視された事がきっかけでした。一方,McMurphyは,Chiefは耳が不自由ではない事も,口をきかなくなった理由も,ちゃあんと見抜いていました。また,彼はChiefと話をしているうちに,どうしたら彼が強さを取り戻せるかもわかってきて,協力してくれると言います。これがChiefが自信を取り戻す為の,大きな1歩を踏み出すきっかけとなりました。
一方McMurphyの方は,前のパートの最後で,患者とMiss Ratchedを仕切るガラスを割るという暴挙に出ます。彼とMiss Ratchedの間は,嫌な予感が高まって参ります。またPart3の最後,ChiefはMcMurphyの育った家に寄った時,健常者とは一味違う鋭い勘で,とてつもなく暗い予感を感じてしまいますね。ただ,Miss Ratchedや他の看護人達は,McMurphyの自己中心的な我儘な行為と受け取っていますが,Chiefへの態度等を見ると,彼は他の患者の症状の改善に尽くしているように見えますね。ジコチューどころか全くその正反対の人物です。病院のプロの看護人達よりよっぽど他の患者達の回復に役立っている事もわかりますね。
Chiefとは別に,Billy Bibbitも回復傾向を見せてきました。彼の場合問題は精神ではなく,ある意味Chiefと同様,自信が持てない事なのですが,どうやらCandyに恋をしたようで,ここでかなり明るくなりましたね。Candyという女の子も,これだけ病院の患者に強い偏見を持つ人の多い中,純粋に接してくれる,大変いい子ですね。
いつも知性たっぷりの発言をするHardingもカッコいいですねぇ。(笑)「狂気はパワーを持つ」ですか。彼は奥さんはマッチョな男にしか興味がないと思っているようですが,実は彼のそんな知性を奥さんも好きなのではないでしょうか?(笑) ‥でなければ,入院した途端に逃げていますよねぇ。
ところで,魚釣りのシーンのボキャブラリが大変豊かで表現が臨場感に富んでいます。さては,Ken Keseyさん,お好きだったんですね。(笑) そしてGeorgeのすごいキャリアにお口ぽっか~ん(爆),でした。
このパートでは映画で印象深いバスケットと釣りのシーンが出てきます。映画では重いテーマを和らげるお楽しみシーン的に描かれていましたが,原作ではこの物語のテーマや,それぞれの患者達の将来を象徴するような伏線が,さりげなくというか,巧妙に描かれていますね。原作ファンの人は,映画のこの辺りの描き方にはちょっと納得いかないかもしれません。
まあ,とりあえずは蛙お婆,じゃなかった(笑),Miss Ratchedの影が薄いパートですので,気持ちよく読む事ができました。(笑)
物語全体の主人公はMcMurphyですが,このパートに限ってはChiefが主役でしょう。何と言っても,彼はこのパートで正気を取り戻します。それが何故なのかと説明しようとしたら,実は意外と難しいのですが。。彼はMcMurphyに出会った日から,自分の尊敬する父親に似た強さを持った人だと感じていたんですね。彼はそんな強さを羨ましいと思ってました。で,彼はふと,自分が口をきかなくなったきっかけとなった事件を思い出します。心無い大人達に無視された事がきっかけでした。一方,McMurphyは,Chiefは耳が不自由ではない事も,口をきかなくなった理由も,ちゃあんと見抜いていました。また,彼はChiefと話をしているうちに,どうしたら彼が強さを取り戻せるかもわかってきて,協力してくれると言います。これがChiefが自信を取り戻す為の,大きな1歩を踏み出すきっかけとなりました。
一方McMurphyの方は,前のパートの最後で,患者とMiss Ratchedを仕切るガラスを割るという暴挙に出ます。彼とMiss Ratchedの間は,嫌な予感が高まって参ります。またPart3の最後,ChiefはMcMurphyの育った家に寄った時,健常者とは一味違う鋭い勘で,とてつもなく暗い予感を感じてしまいますね。ただ,Miss Ratchedや他の看護人達は,McMurphyの自己中心的な我儘な行為と受け取っていますが,Chiefへの態度等を見ると,彼は他の患者の症状の改善に尽くしているように見えますね。ジコチューどころか全くその正反対の人物です。病院のプロの看護人達よりよっぽど他の患者達の回復に役立っている事もわかりますね。
Chiefとは別に,Billy Bibbitも回復傾向を見せてきました。彼の場合問題は精神ではなく,ある意味Chiefと同様,自信が持てない事なのですが,どうやらCandyに恋をしたようで,ここでかなり明るくなりましたね。Candyという女の子も,これだけ病院の患者に強い偏見を持つ人の多い中,純粋に接してくれる,大変いい子ですね。
いつも知性たっぷりの発言をするHardingもカッコいいですねぇ。(笑)「狂気はパワーを持つ」ですか。彼は奥さんはマッチョな男にしか興味がないと思っているようですが,実は彼のそんな知性を奥さんも好きなのではないでしょうか?(笑) ‥でなければ,入院した途端に逃げていますよねぇ。
ところで,魚釣りのシーンのボキャブラリが大変豊かで表現が臨場感に富んでいます。さては,Ken Keseyさん,お好きだったんですね。(笑) そしてGeorgeのすごいキャリアにお口ぽっか~ん(爆),でした。