ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 1-II Helm's Deep (2)

2006-03-09 23:38:08 | Tolkien・HoME
「闇の中で戦うのも,敵がどれだけいるかも知らずに,この開けた場所で待つのもよくないだろう。どうする?アラゴルン。(What is your counsel, Aragorn?)」とエオメル。アラゴルンは「敵の間を通り抜け,Nerwetの門の前で守るのがいいのではないか。」と答えます。セオデンも「それならそれでよい。」。

ここで,トールキンさん,筆を止め,ハマと仲間の会話の直後まで戻ります。前回出てきた「聞きなれない名詞」については,ここにリファレンスがありました。

Heorulf's Clough→ヘルム峡谷
Heorulf's Hold→角笛城

夜も更け,彼らが馬を進めます。北へ向きを変え,アイゼンのほとりに向かっていると,前を行く斥候達から,角笛や叫び声が聞こえ,矢がビュンビュン飛んできます。彼らは,大きな谷間の端にいました。この先数マイルの所に,Heorulf's Clough,地元の人がヘルム峡谷と呼ぶ,昔あるヒーローが避難してきた場所があります。

斥候が1人戻ってきて,この先狼乗りやオークや野蛮な人間達の大軍が,Heorulf's Holdに向かっていると告げます。彼は,仲間達がヤラレていたり,バラバラに逃げていたのを見ていて,また蛇の舌が北へ向かっているのを見たという者がいると言います。

セオデンは,蛇の舌とガンダルフ,どちらもいなくなってしまったのを寂しいと言い,しかし,Heorulfがどういう状況であろうと,そこへ行くしかないな,どう思う?とエオメルに話しかけます。するとエオメル,闇の中で戦うのも敵の数を知らずに待つのもよくないので,(今回はアラゴルンに訊くのでなく自分で(笑))敵の間を通り抜け,できなかったら,(Heorulf's) Holdまで退却しましょう,と言います。秘密の道があると聞いてます,と。

ここでアラゴルンがこれに反対。サルマンはこの国をよく知っている,そんなに長い事持たない,と言います。するとセオデン,「それなら行こう。」と提案。(さっきのより,こちらの方がセオデンがやけになっている様子が出ているように見えます)

Run!Run!Run!