ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME9 VII : Many Partings (1)

2007-04-18 23:50:21 | Tolkien・HoME
<下書き>
「3日後に発つ。」とアラゴルン。「我々もやる事がある。」
そして,ゴンドールの王と王妃,たくさんの騎士達,ドル・アムロス公とイシリアン公,エオメル王と家来も一緒に,North Roadに向かいました。彼は主人と兄弟の結婚式の為に来ていました。彼らはマークの歌を歌いながら,ラス・ディネンのHallows(時節柄,Hallowsという単語は大変気になります(笑))から,セオデンを運び出し,荷車に乗せました。そして彼の騎士であるメリーは側に付き,王の武器を持ちます。他の仲間達には体に合わせた馬が与えられ,フロドとサムは王のそばにガンダルフと一緒に並び,レゴラス,ギムリが「ずっと一緒だった」ハスフェルに乗って続きます。
彼らはアノリアンを過ぎ,アモン・ディンの下のGrey Woodに到着しました。
</下書き>

ハスフェルはアラゴルンの馬だ!と突っ込んでいるクリストファーさん。(笑)
ここで,ガン=ブリ=ガンは,この場所で彼らを迎える事に変更されたそうですが,正式版では,彼は出ても来なかったですよね。

エオメル「主人と兄弟の結婚式の為に来ていました」という事は,この辺り,まだファラミアとエオウィンはアラゴルンとアルウェンと同時に結婚しているんですね。付き合いの長さが全然違うカップルですが。。(笑)

<下書き>
そして彼らはエドラスにたどり着き,セオデンの葬式を執り行いました。東の8番目の陵に埋葬し,歌で彼を偲びました。メリーは陵の下で立ち尽くし,泣いていました。
埋葬の後は祝宴です。エオウィンがカップを運び,エオメルはそれを飲み干して前王に捧げ,続いてアラゴルンが新王に祝いの杯を捧げ,ガンダルフがスピーチを。「ここで忘れ得ぬ人,フロドとその召し使いサムワイズに,Bronwe athan Harthad(Endurance beyond Hope)と,Harthad Uluithiad(Hope unquenchable)という名を付けましょう!」
そして,この名前に皆で乾杯。しかしサムは真っ赤になって「とっつぁんが聞いたら何て言うか。。とっつぁんは異国風の名前は嫌えでごぜえますだ。『紳士様や淑女様ならRoriusesとかRonshusesとかいう名前でもよいかもしれねえが,庶民は短けえ名前で十分だべ。』だと。しかし名前が言えたとしても,おらには合わねえですだ。。。」
</下書き>

The Nightingale Gallery : Chapter 10と感想

2007-04-18 01:21:49 | Athelstan・Doherty
最後の章を読んで気になった事。John of Gauntという人は,英国史上悪役なのでしょうかね?

確かに,お父さんと兄ちゃんは武勇に優れた人気者。彼は父や兄ほどは戦には出なかったようですが,それでもナヘラの戦い等にはちゃんと参加しているんですよ。兄ちゃんが期せずして亡くなり,続いてお父さんが亡くなって,一見彼のチャンスに見えましたが,結局,彼は王にならず,10才で王になった,兄ちゃんの息子リチャード2世の摂政をしてました。

彼は生涯3人の正妻を持ちましたが,誰に対しても誠意を尽くしていますよ。子供もたくさんいたし,少なくても女性には優しかったんだと思います。しかし,驚いた事に,最初の奥さんの子はリチャード2世の次の王様になり,2番目の奥さんの娘はカスティリアの王妃になり,愛妾から正妻に上がった3人目の奥さんの子供達には王位継承権は与えなかったにもかかわらず,その子孫が英国国王になっているんですよね。すごい奴だ。(笑)

そういう所から,策略家と見られるのでしょうか。。

このお話にも出てくるSavoy Palaceは彼の自慢の邸宅でしたが,1381年というので割りとこの直後ですね,農民の反乱によって破壊されてしまったそうです。

‥という事で,ようやく1巻を読み終わりました。知り合った当時の初々しい,と言うか,1つ間違えたら壊れそうではらはらさせられますが,2人の関係はよいですね。余談ですが,9巻を先に読んでしまった為,実は犯人の一部が最初からわかっちゃいました。やっぱ,このジャンルの小説は「順番通り」に読まないといけませんね。(爆)

次を読むのは,ハリポタ祭りが一段落ついて落ち着いてからにしようと思います。


HoME9 VI : The Steward and the King (2)

2007-04-18 00:00:04 | Tolkien・LOTR
実は次に読まなくてはならない本があるのですが,待っている期間が中途半端で他の本を読むほどの時間がないので,当面,こちらを読んで参ります。

ミナス・ティリスを意外な人が訪ねていました。
<下書き>
。。そして彼はモルドールの奴隷を解放し,Lake Nurnenの辺りの土地を与えました。最後にやってきたのは,緑の葉の衣服をまとった,Wild Woodのガン=ブリ=ガンと2人のリーダーです。彼らは王を称える為に来ました。彼らは額を足に付けて挨拶しましたが,彼は彼らを立たせて感謝して,ドゥルアダンの森を彼らに与え,彼らの許可なしでは誰も入れない事にしました。
</下書き>

アラゴルンとガンダルフが裏山で白の木の苗木を見つけるシーン,ガンダルフは指輪の話はしませんが,(言葉遣いは。。王様に対してだから丁寧にしておこうかの(笑))
「たくさんのものが救われましたが,去っていくものもあります。そしてここから見える国々は,あなたが導くべき人間の物となります。ここから人間の時代が始まります,が,外の種族は,去って行き,衰退し,消えて行くでしょう。」

そして彼らは苗木を見つけます。
ガンダルフは,多分鳥が運んで来たのでしょうな,そしてこの木はあなたのご先祖の血統よりずっと古い物ですよ。。と,言ってます。

。。下書き当時は,まだエルロンドはアヌミナスの笏を持って来ていませんでした。ここで初めて彼の奥さんがガラドリエルの娘ケレブリアンという事になります。彼らの娘の名前は相変わらずフィンドゥイラスでしたが,ファラミアのお母さんの名前がRothinelからフィンドゥイラスに変更され,ようやくアルウェン ウンドーミエルが出てくるんですね。

こんなポタは嫌だ!

2007-04-17 01:11:50 | ハリポタ全般・J.K.Rowling
某所で教えて頂いたお遊びです。(笑)

校長室にガンダルフの肖像画がある。しかも1番うるさい。
(それはそれで楽しいかも,ですが)

校長室にサルマンの肖像画がある。
(それは確かに止めて欲しいな(笑))

校長室にサウロンの肖像画,というより,バラド=ドゥアの絵が‥
(こら!いい加減にしなさい!)

ハリーとヴォルデモートの杖の芯に共通に入っているのは,ナメちゃんの髪の毛だった。

ルーピン先生は正常な時でもバックビークにつつかれる。

ハリーのお父さんは,鹿ではなく吸血鬼に変身していた。

ホグワーツはマグルから隠す事ができなかった為,現在は観光名所で,多くの映画の撮影ポイントとしても知られている。

聖マンゴ病院の入口がキングス・クロス駅の改札にあり,時々マグルが間違って入ってしまう。

ダームストラングの帆船が,ホグワーツ前の湖から移動する際に,詰まってしまう。

実はダドリーがリリーとジェームズの子で,ハリーはペチュニアとバーノンの子だった。

Room of Requirementのトイレを借りようとしたら,全部使用済みだった。

Room of Requirementのトイレの1つが分霊箱だ。

スネイプ先生がダンブルドアサイドであるとする根拠は,ジェームズ,リーマス,シリウスのうち誰かへの恋心だったから。

スネイプ先生がダンブルドアサイドであるとする根拠は,ダンブルドア先生への恋心だったから。(だから殺したんかい!)

ホッグス・ヘッドのビア樽は本物の豚の頭でできている。

小さくて痩せていて臆病なハグリッド。

ホグワーツの魔法使いは実は皆ホビットで高い所がニガテ。

マグルとのマジック大会でどうしてもマグルの手品師達に太刀打ちできず,連戦連敗を重ねる魔法使い達。

ウィーズリー父さんが魔法大臣に,‥なる事自体は構わないけど,魔法省を全てマグルのテクノロジーで一杯にする。

マグルのハッカーによるウィルスに悩む魔法省。

ディメンターを拷問して飲み込んだ魂を吐かせる。

ディメンターのボロを芯にいれた杖が発売される。

鍋に入れたヴォルデモート,そのまま煮えて,芋を加えて芋煮会で大円団に。。。
(4巻で終っちゃう。。(笑))

カンフーがメチャウマのチョウ・チャン。

蛙婆に双子の妹がいる。


6巻既読前提の Harry Potter and the Order of the Phoenix (1)

2007-04-17 00:34:00 | ハリポタ5巻
「6巻既読前提の」シリーズもいよいよ5巻に突入でございますよ~。

シリーズを読み始めたのは2001年です。その年の内に4巻まで読み終わったので,リアルタイムで売り出しを待って読んだのは,2003年に出版された5巻が初めてです。もちろんハードカバーを買ったのも,5巻が初めて。それにしても,もう4年も前の事になるんだなあ。(汗)

で,今目の前にあるのは,UK版ハードカバーを3つにばらした分冊(^^;)です。同じUKハードカバーの6巻に比べて,かなり字が小さいんですよ。朗読CDを聴く為にmp3ファイルをプレーヤーに移しましたが,これも5巻はダントツにファイルサイズが大きいです。4巻と6巻はほぼ同じ位ですが,5巻はそれらの,ざっと1.5倍あります。

5巻の前回記事は,2年前,6巻発売に備えて朗読CDを聴いた時の物です。実は何と,前回聴いた時,‥‥うへ~~一体何やってたの?(汗) 朗読CDなのに,半年もかかっていたんですね。

‥という事で,今まで発売された6冊の中でも,圧倒的に敷居の高い5巻ですが,これは7巻発売直前に映画が公開されるという事で,楽しみもまたひとしおですね。しかしぐずぐずしていると,7巻発売に間に合わないという事がわかりましたので,早速始めたいと思います。今日は2章進みました。

Chapter 1: Dudley Demented
前回の記事はこちら

4巻を終わって直後なので,やっぱりひしひしと感じますが,ハリーは,目の前でセドリックを殺され,自らもヴォルデモートに殺されそうになった上に,信じていた先生が偽者でまた殺されそうになったという,驚愕の衝撃の出来事から,十分な癒しも休息もなかったのと,プラス,年齢的な物もあるのでしょうね。精神的に非常に不安定ですね。ダドリーとのやり取りは,相当性格悪いです(汗)が,なかなか面白いですね~?? 映画でこの原作に忠実にやってくれたら嬉しいですが,時間あるかな(^^;)

ハリーは相当イライラしていますが,もしこの時ミセス・フィッグとコンタクトを取っていたら,もうちょっとは情報が入ったのでしょうね。それにしても,Mudungusと言い,何でちゃんとまともにお話もできない(^o^;)ような人ばっかりハリーの傍に来るんでしょ?

Chapter 2: A Peck of Owls
前回の記事はこちら

有名なシーンなのに今まで読み落としてました。ダドリーの人生最悪の思い出。何でも7巻で明らかになる,かもしれない,というので,私のヘタな想像は入れないでおきます。(^^;) 実は,きっとアレだな?と思っている出来事があります。1巻での出来事ですよ。

ディメンターを追い払った事を誰も褒めてくれないのが,ハリーには辛かったようです。これは,確かに,1ヶ月前のあの経験から立ち直っていないんだし,当然ですよ。大人だってめげてしまいますよね。


HoME9 VI : The Steward and the King (1)

2007-04-16 23:40:36 | Tolkien・HoME
この章も前の章と同様,最初に下書きが書かれた後に,そんなに大きな変更があったわけではありませんが,細かい変更はたくさんあったそうです。

下書きの1つに,タイトルは付いてないけど,鉛筆で"Faramir and Eowyn"と書かれた物があるそうですよ。でも次の下書きにはやはり鉛筆で今度は,"The Watchers on the Walls"と,書かれているそうです。で,その次にようやく,"The Steward and the King"になったそうです。

初期の下書きでは,療病院の番人さんがこんな事を言うそうです。

<下書き>
「それはそうなるかもしれません,好むと好まざるにかかわらず。しかししばらくは,待たなくてはなりません。それは常に難しい事です。しかし,姫,やがて来るかもしれない暗黒の時の為に,時間の許す限り医者の言う通りにして,準備された方がよいと思います。」
</下書き>

このセリフ,似たような事を後にファラミアが言う事になるので,番人さんのセリフではなくなりますが,エオウィンの心をちゃんと見抜いているセリフですね。ローハンでは誰も彼女を止める事はできませんが,これはやはり,ボロミアの存命中は次男として兄を引き立て,父を引き立て,執政になれば王を引き立てる事が宿命付けられている(でも彼らの後ろに隠れているわけではない)ファラミアが言えばこそ,ですね。

フィンドゥイラスという名前は当時アラゴルンのお嫁さんになる人に付けられていました。では彼女の方は,どうだったかと言うと,Emmeril,Rothinel of Amroth,と変化して。最終的にフィンドゥイラスになったそうです。

エオウィンのあのセリフ,最初は"I love or have loved another."だったそうですが,それが"I hoped to be loved by another."に変わり,最終的に,"I wished to be loved by another."になったのだそうです。最初のやつは,エオウィンが積極的に相手を変えている印象になりますね。強ぇ,エオウィン!って感じでこれでもよかったかも(笑) 最終案は女の子らしくまとまっちゃいました。(hopeとwishの違い:hopeは単純な希望,ですが,wishだと,叶いそうもないけど。。というニュアンスが入ります。)トールキンさんの世代では,ここらが許せる女性像だったのかな。

初期の下書きの戴冠式は,
<下書き>
アラゴルンがひざまずきます。ファラミアとイムラヒルが2人で一緒に王冠を被せ,ガンダルフが肩に手を置いてアラゴルンを立たせると,皆彼をじっと見ています。そしてファラミアが「Behold the King!」と言い,彼の白い杖を折ります。
</下書き>

‥後の下書きでは,アラゴルンは杖をファラミアに返し「That office is not wholly at an end.」と言うそうです。(正式版は「That office is not ended, and it shall be thine and thy heirs' as long as my line shall last.」ですが)
そして,この頃から彼は自分の相続の為に働いてくれた人達から王冠を被せて欲しい,と,言い出し,最初は,フロドとサムが2人で被せたそうですよ。と,そんな経過を経て,ようやく,王冠リレーの末にガンダルフが1人で被せる事になったのでした。

6巻既読前提の Harry Potter and the Goblet of Fire 感想

2007-04-15 22:00:22 | ハリポタ4巻
最初にいきなりトム・リドルの犯した尊属殺人を取り上げ,3巻までの子供向けファンタジー気分を一掃。そして,デス・イーターという,恐ろしいヴォルデモートのサポーター達が紹介されます。

話は一気に暗くなりますが,一方,この巻の構成は他の巻では見られないユニークな面白さです。毎年の学校行事を変更し,外国の魔法使いを招待して,数百年振りという行事を敢行,それぞれとてもエキサイティングなタスクを1つ1つ達成して,最後に辿り着くのは,全然期待してなかったけど(汗),ヴォルデモートでした。

1つ1つタスクを達成して最後にヴォルデモート‥,7巻もそんな構成になりそうな予感がしますね。という事は,4巻には,7巻の伏線となるようなヒントが隠されているのでは? と,余計なおせっかいを考えたくなります。(笑)

この巻の重要なポイントは,スパイですね。ヴォルデモートの忠実な部下が,ホグワーツの新しい先生に化けて学校に侵入しました。犯人は,しかし複雑な家庭の事情を持つクラウチ Jr.という人物です。最後まで白黒はっきりしなかったクラウチ Jr.。偽ムーディの化けの皮を最初に見破ったのは,これまたスパイ疑惑のスネイプ先生というのは何とも興味深いです。

ムーディ先生の「実際の許されざる呪文がどんな物かは6年まで見せるつもりはない」発言の意味を知った時は,超びっくりでした。本当に6年でDADAの先生が実技を「披露」したんだもの。(汗;)ったく,ローリングさん,お好きですね。(笑) しかし同じ法則があるのなら,ヴォルデモートが復活祝いに来なかった3人について触れ,スネイプ先生について言う「He will be killed, of course.」というセリフは非常に怖いです。(汗)

この巻で,スネイプ先生は元デス・イーターだけど,自分達の味方だという事を,ダンブルドア先生が魔法省に証拠を提出しているという事が明かされますね。しかし彼は,6巻で,ヴォルデモート,ダンブルドア先生,両サイドの懐深くに入り込む事ができる,驚きの二重スパイだったという事が判明します。もはや「どっちの味方?」という事より,「何が彼のゴールなのか?」を問うべきなのでしょうね。ダンブルドア先生は,最期まで,スネイプ先生は自分達のサイドだと言い張り続けています。スネイプ先生が「ゴールとしている物」が,きっと,ダンブルドア先生と同じなのだと思います。。。

シリウスという人物を改めて見ると,次の5巻では血気に逸り過ぎな面ばかり目立ってしまいますが,本来,論理的で頭のいい人という事がわかりますね。監獄は情報収集には最高の場所(汗)ですね。彼の情報は,推測の及ばない所は仕方ないですが,当る所はきちんと的を射てます。

ハリーは,よく「成長しないヒーロー」と言われましたが,4巻ではかなり大きく成長してますよね。魔法使いの世界では「成人している」お兄さんお姉さんと対等に戦い,良い結果を残してきました。クラムと対等に渡り合った場面もありました。よく,有名スポーツ選手などは,プレッシャーが力になる,と発言しますが,ハリーの場合も,まさにそんな事が言える年でした。

これからいよいよ問題作の5巻に挑戦です♪


HoME9 V:The Field of Kormallen (2)

2007-04-15 15:56:55 | Tolkien・HoME
ついに,The Children of Hurinが出ちゃいましたが,HoMEまだ終わっておりません。(^^;) でも今日は久しぶりに筆が進みましたよ。

<下書き>
最初にフロドとサムは別々にテントに連れていかれ,古い服を脱がされ(でもきちんとたたまれました)きれいな麻が渡されました。ガンダルフが子供のような騎士と一緒にやってきました。フロドとサムは彼を見て驚きます。彼は剣を持ち,エルフのマントとミスリルの鎖帷子を持ち,サムには金箔のコート,さらにフロドの右の中指にはめる,ミスリルでできた,宝石をつけた指輪を持っていました。でも,彼らが本当に驚いたのは,その騎士は,ピピンだったからです。「話を聞くのに何週かもかかりますだ。」と言うサムに,「でも今は祝宴の時間だからね,後でフロドはミナス・ティリスの塔にこもって,ノート取りだ。でないと,ビルボがっかりするよ。」
</下書き>

しかしこれは変更,ピピンはカットされます。(残念!)

<下書き>
ガンダルフは(1人でやってきて)フロドの中指に,細いミスリルの星のような宝石をちりばめた指輪をはめてあげました。準備ができたら,2人はそれぞれサークレットをして祝宴へ。そこには,王様になったアラゴルンと,エオメル,他の武将と,レゴラス,ギムリがいました。しかし,ワインを配りに来た銀と黒の服を着た,子供のような騎士にサムはびっくり。ピピンでした。ピピンは「祝宴が終わったら,まずガンダルフ(の話)だ,彼はもはや以前の近しい彼ではないよ,以前のように笑ったり,話したりしているけど。」

夜も更け,美しいイシリアンで,フロド,サム,ピピン,レゴラス,ギムリはじっくりお話。そしてガンダルフが「王様の手は癒しの手じゃ。しかしあんた達は,死の縁まで行った。まだ休養が必要じゃ。フロド,サムだけでなく,ピピンもじゃ。」
</下書き>

書記の下書きでは,祝宴の翌日にミナス・ティリスへ向かったそうですが,やがて何日か滞在する事に。皆,イシリアンのいろいろな所を訪ねて楽しんだようですが,サムだけは,じゅうの姿を求めて彷徨ったとか。彼は,ゴンドールが包囲された時,50頭ものじゅうがいたけれど,皆殺されたと聞いて,大変残念がったそうです。

さて,いよいよここから「The Story Foreseen From Kormallen」です。

<メモ>
ギムリ,ピピン救出の様子を語る。
船でゴンドールへ向かう。
メリー,ファラミア,エオウィンの話。
エレスサール王,戴冠式,Berithielの裁判。
ホビット達,結婚式の為に滞在,アラゴルンとフィンドゥイラス,ファラミアとエオウィン。
ホビットはエオメルと一緒にローハンへ。セオデンの葬式。
サルマンを訪ねる。恩赦。
裂け谷で。ビルボに会う。彼は年を取っている。つらぬき丸とミスリルをフロドにプレゼント。
シャイア,Cosimoとロベリア。ロベリアは混乱の中,発作を起こして死ぬ。サム,木を植える。1~2年静かに過ぎる。フロドとサム,末つ森へ。エルフを見る。フロド,Havensへ。ビルボにさよならを言う。
サムの本
</メモ>
ちなみに,この当時,フィンドゥイラスとはアルウェンの事。

クリストファーさんの解説。このメモは,この章が書かれた時のものだろうとの事です。ギムリがピピン救出の話をするって,ホントは正式版にはないんですけど,彼は,ペレンノールで?死体の山から救出された事になっていたそうです。そして,ファラミアとエオウィンの結婚について言及されたのは,この時が初めてだそうです。ビルボが年を取り,既にフロドにつらぬき丸やミスリルをあげた事を忘れているという記述も初めて。フロドがビルボにさよならを,というのは,え~~!?ですが。。。,

ラストについては,
サムとフロドは海の傍の緑の国へ行く,とか,
サムとフロドは年を取って西へ船で行く,とか,
いろいろ考えられたそうですが,1944年11月には,フロドは,ビルボ,エルロンド,ガラドリエルと共に,西へ発つという事になっていたそうです。だから,クリストファーさんは,上の「フロドがビルボにさよなら」は書き間違いでは?と考えているそうです。

サルマンについても,ラストはなかなか決まらず,放浪の魔術師になったとか(以前その話は見た事ありますね),オルサンクを出て以降行方不明になったとかのような話もあったようです。

The Nightingale Gallery : Chapter 8 (3)とChapter 9

2007-04-15 11:29:23 | Athelstan・Doherty
お話はいよいよ起承転結の結に入ってきたと思いますが,Cranston卿とAthelstanは,John of Gauntからの招待で,競技会(槍試合ですかね?)を見にいく事に。CranstonはMaude夫人を連れて行きますが,彼は何故かAthelstanにBenedictaを連れてこないかと。。Athelstan,何故バレたんだ?!と焦ってます。(笑)いや確かに,どこで見ていたんでしょう。(爆)

この頃ずっとCranston卿って誰かに似てると思ってましたが,あ~~~~そうだ,ハリポタ6巻に出てくる,ナメちゃん,いや(^^;),Horace Slughorn先生。天真爛漫な太ったおっちゃんと思わせてしっかり策略家な所,とかが。

John of Gauntの許可を取って試合を抜け出した2人。MaudeとBenedictaを置いてお出かけですが,その隙に御婦人方の間に入った紳士を見て,Athelstanは嫉妬。。。(こら,君は坊さんでは‥!)

その夜,2人はGauntと王様にお目通りする事になるのですが,幼い王様は(可愛かっただろな~~♪)年齢よりずっと利発。さすがBlack Princeの子ですね。彼(リチャード2世(1367-1400))は,後にカンタベリー物語で有名なチョーサーと仲良くなるそうですが,チョーサーが書いた原文がちょっとだけ載ってますよ。当時の英語って実際どんなものだったか,垣間見る事ができて,興味深いですね。Beowulfなどは,現代の英語とは似ても似つかないもの(^o^;)でしたが,チョーサーの英語はかなり英語っぽい(笑)です。


6巻既読前提の Harry Potter and the Goblet of Fire (28)

2007-04-15 01:16:23 | ハリポタ4巻
Chapter 37: The Beginning
前回の記事はこちら

ここにダンブルドア先生の名台詞中の名台詞があります。例の「what is right, and what is easy」ですが,全体を載せてみましょう。
"Remember Cedric. Remember, if the time should come when you have to make a choice between what is right, and what is easy, remember what happened to a boy who was good, and kind, and brave, because he stayed across the path of Lord Voldemort. Remember Cedric Diggory."
と,全体は,セドリックを悼みつつも,彼を称える言葉になっています。いや~いよいよ7巻の発売まで100日を切って,みょーにセンチメンタルになるんですが(汗),7巻の最後には,もうダンブルドア先生はいません。一体誰が,ヴォルデモートを「vanquish」したハリーを評価してくれるんでしょう? ひょっとして,この時ダンブルドア先生は,7巻の最後でハリーを賛辞すべき言葉を,もう言ってしまったのかもしれないな~,な,気になってしまいました。

しかしホントに,7巻の最後にしめくくりのまとめをするのは誰なんでしょうね?

その名演説の直後,ボーバトン,ダームストラングとのお別れシーンです。フラー,クラム,そして亡きセドリックともしっかり友達になっているハリーが素晴らしいですね。ロンがクラムと話をするハーマイオニーを覗いたり,サインをおねだりする所が‥‥。(爆) ハリーは,18才のお兄さんクラムと「対等」のライバルと認められたのに,このロンの子供っぽさは‥‥?(^^;) でもこれが本来の15才なのでしょうね。

ハリーはトーナメントの賞金を,F&Gに「投資」する事にしましたね。自分でキープする気がないのなら,きっとこれがベストの決断ですね。ここで初めてシリアスな双子を見ました。(でも5巻でもっとそれどころではないシリアスな目に遭いますが。。(汗))

ハーマイオニー,どうしてリータ・スキーターをダンブルドア先生に「提出」しなかったのか,いつもの彼女らしくない行為に,5巻の発売までちょっとドキドキでした。結局悪い事にはならずにほっとしましたが。。。。

上の以前の記事にも書きましたが,ハリーはあんなに辛い目に遭ったのに,シリウスに十分に付いてもらえず,十分な休養も取れず,苦しい膿を出し切らないまま,5巻に突入してしまうんですよね。それであの異様な怒りっぽさになるわけですね。。


Run!Run!Run!