橋本屋吉次郎電子日誌

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大野城(越前国)

2019-09-02 | お城巡り(続日本100名城)

大野は、福井市の西約30kmの山中にある街です。
全国に「小京都」と言われるところは数々ありますが、私は越前大野の風情が一番好きです。

街の中心に無料の観光駐車場(越前おおの結ステーション)が整備されています。

福井城からバイクで50分でした。

登城前に腹ごしらえ。


七間本陣
所在地: 福井県大野市本町3-20
営業時間: 11:00~14:00[月・水~金],11:00~15:00[土・日]
定休日: 月曜日・火曜日

福井のそばは、どこに入っても美味しいので下調べせずに行ったのですが、名店だったようです。


おろしそば
真夏の福井はこれに限ります。
おろしそばはぶっかけなんですが、そば湯も出されました。
少々品がないですが、皿ごと持ち上げごくごくといただきました。

大野城は街中の小高い丘の上にあります。


柳廼社
大野藩7代藩主の土井利忠が祀られています。
この境内奥が南登り口です。


南登り口は近年作られたものです。
この城門も模擬再建です。


急な石段のコースもありますが、搬入用の自動車が通れるようにつくられた緩やかなスロープをゆっくり登っていきました。

大野城は、1576 (天正4)年 、織田信長より大野郡の3分の3を与えられた金森長近により、4年の歳月をかけて築城されました。

金森長近像

長近の後、城主はたびたび入れ替わりました。 江戸初期には松平氏、1682(天和2)年には土井利房が領地入りし、廃藩となるまで土井氏が城主を務めました。


土井利忠像
第7代藩主で財政再建を主とした藩政改革に取り組ました。
生産性の向上・教育制度の普及・有能な人材の登用・藩借金の整理などを行なった結果、改革後8年にして借金を処理することに成功しました。
その後も藩営病院の設立、西洋軍制の導入、種痘の実施、有能な人材の藩校就学の徹底と遊学の奨励など、積極的な改革を行なって多くの成功を収めた幕末期の名君だそうです。


本丸の城門(模擬)


復興天守
1968(昭和43)年に、往時の絵図や創建当時の同時期の他の城の天守を元に、鉄筋コンクリート構造によって推定再建されたものです。
しかし、小天守の位置など、史実に基づいていない部分もあるようです。


石垣は野面積


天守脇にあるお福池
金森長近の正室・お福の名前が由縁となっています。
お福は斎藤道三の娘で織田信長の正室・濃姫の姉妹という話もありますが、明らかではありません。
いずれにせよ、水が豊かであることは心強いです。

権現宮跡


越前大野城
所在地: 福井県大野市城町3-109
開館時間: 9:00~17:00[4~9月],9:00~16:00[10~11月]
休館日: 12/1~3/31
入場料: 大人(高校生以上)200円 ,小人(中学生以下)無料

天守最上階からの眺め



西




散策時間は1時間10分ほどでした。

コメント (2)
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