橋本屋吉次郎電子日誌

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長篠城

2008-06-30 | お城巡り(日本100名城)

小5の長男が歴史に興味を持ち始めました。
思えば、私も小5の林間学校の帰りに寄った長篠合戦跡の資料館でいたく歴史に興味をおぼえたものでした。
せっかくの機会ですから、長篠城と岡崎城へ出かけることにしました。
めずらしいことに、出不精の母も同行しました。

長篠城へ行く前に2つの資料館へ寄られることをおすすめします。
ひとつは新城市設楽原歴史資料館、ここには数多くの火縄銃が展示されています。
大きなもの、長いもの、短いものいろいろあります・・・・火縄銃の話です。
もう一つは長篠城隣にある長篠城址史跡保存館です。

長篠城は建物は残っていませんし、自然の地形を利用した城なので石垣や曲輪もわかりにくく、初心者の目にはただの空き地に碑が建っているとしか見えません。
したがって、2つの資料館で予習しておくと、当時をしのぶことが容易になり楽しみは倍増します。
長篠城はそもそも武田信玄の支配下の城でしたが、信玄が死ぬと家康側に付いてしまいます。
信玄の跡を継いだ武田勝頼は奪権するために攻め、長篠の戦いが始まります。

長篠城は武田群の猛攻に耐えますが、小さな城でもあり落城の危機を迎えます。
そこで、鳥居強右衛門なる足軽が岡崎城へ行き、徳川家康に援軍を要請します。
家康・織田信長連合軍は長篠西方の設楽原で武田軍を迎え撃つことにします。
これが設楽原の合戦で、武田騎馬軍を馬防柵で抑え、鉄砲の三段撃ちを浴びせるという有名な戦いです。

長篠城は豊川(当時は寒狭川)と宇連川(当時は大野川)が合流する断崖絶壁の地点に本丸を置き、その隣に二の丸、三の丸、弾正曲輪、服部曲輪、野牛曲輪を築いています。
南にある牛淵橋からの眺めるとこの立地状況が一目でわかり、おすすめです。
 
日本100名城スタンプもこのアングルです(飯田線の橋梁も入ってます)。

この断崖を下り、激流を泳ぎ、岡崎まで走った鳥居強右衛門の活躍が時代を超えて伝わってくるようです。
鳥居強右衛門は援軍が来ることを城に伝えようとしますが武田軍に捕まります。
武田軍は「援軍は来ない」と城に伝えることで命は助けることとしますが、鳥居強右衛門は「援軍が来るぞ」と大声で伝えてしまい、磔にされました。
彼の活躍に心打たれた武田軍の落合左平次はその姿をスケッチし旗印に使用したそうです。
これは鳥居強右衛門の活躍をまとめた冊子の表紙です。


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4 コメント

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楽しみです (橋吉)
2008-07-03 06:14:56
その際はご案内します。
静岡・長野あたりなら東西合同城ツーもできるかも?
そのうち小田原あたりも遠征したと思っています。
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行ってみたい (ほてるや)
2008-07-02 18:14:14
長篠ですか。行ってみたいなあ。
この時代は一番好きですね。城ツー良いですね。
身体治ったら遠征しますよ~。
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自分の目で見なくちゃね (橋吉)
2008-07-01 06:45:59
カモメさんおひさしぶり!
談山神社は6月8日の中日新聞サンデー版に十六重塔が紹介され初めて知りました。さらにせっかく訪れるのなら近くの城も行こうかなと調べたところ高取城を見つけた次第です。理系の私では歴史は大好きで、素人なりに楽しんでおります。一度見たところも、知識を得るにつれて見方も変わり、また新たな発見をします。
紅葉の頃、談山神社へのツーリングを考えています。
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Unknown (カモメ)
2008-06-30 17:03:23
お久しぶりです。
実はちょくちょくこちらを見に来ていますが、いざコメントを書こうと思うと次の話題にいっちゃっていたりすることが多くて・・・
子供が歴史に興味を持ち始め、一緒に出かけることができるなんて羨ましい限りです。
私も歴史には興味があるので、これは!と思うと無性に現地に行って自分の目で見てみたくなります。今月上旬には市が企画する歴史探訪(1日かけてバスで回る)ツアーに参加したほどです(笑)。長篠には近いのでよく行きますよ。以前話に出た奈良には名古屋に住んでいた頃フォーでよく行っていたのですが、高取城のことも談山神社も知りませんでした。写真を拝見していましたら是非私も行ってみたくなりました。
そういえば、幼い頃、母に連れられ「風林火山」の映画を見に行ったことを思い出しました。それが興味の始まりだったのかなぁ。
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