デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



ノコギリ芸を見た後、台北最古の仏教寺院の龍山寺(ロンサンスー)へと歩いた。
ガイドブックを見ていると台北の寺院は無休で朝早くから夜遅くまで開門しているところが少なくない。この龍山寺も毎日朝6時から夜10時まで開いている。しかも無料だ。


正門を入ったところ

台湾では有名な寺院でありまた土曜の夜ということもあって、多くの人が訪れていたが、思いのほか若い方が参拝に訪れていた。



中に入ってどんなふうに振舞えばいいのか分からず、ただ寺院の様子を眺めていたが、徐々にここを訪れる人々の信仰心の篤さに心打たれ、正直ちょっと羨ましくなった。
少し間をおいて、お供え用の線香を参拝者に配っているおばちゃんが私に6・7本の線香を渡してくれた。線香代を払おうとすると、賽銭箱があるのでそこでという。






それでも戸惑っていると、また別のおばちゃんが、最初は北京語で私が日本人だと分かると英語でお参りの仕方を教えてくれた。
細かいことは気にせず、とりあえず全ての線香に火をつけて、祭壇を一つ拝むたびに線香立てに線香を一本立てて次の祭壇に、ということらしかった。
現地の人に習い、線香を持った手を額のあたりに持ってきて、うつむき加減で何度も殿に向ってお辞儀をしていると、線香の灰が半そでの腕に落ちてきて熱かったが、向こうの人はそんなことは気にもしていなかった。



ガイドブックによれば龍山寺は神仏混交なのだそうだ。日本の信仰も事実上多国籍信仰なのだから、こういう寺院があってもいいように思う。というかあるのかもしれないが知らないだけかもしれない。



最後の祭壇をお参りしたものの、なぜか線香が一本余ってしまった…。お参りの仕方を教えてくれたおばちゃんは、最初の祭壇をもう一度拝んでから線香立てに入れとけばいいよ、と笑顔で言ってくれた。
おばちゃんにお礼を言い別れたあと、私は賽銭箱に心置きなく賽銭を入れた。

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