デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



忠烈祠(ヂョンリエツー)だけは行きたかったので、ガイドブックに載っているいくつかの行き方の一つで向ったのだが、私が選んだ方法ではバス停の表記に乗りたいバスの番号が一切書かれていなかった
つまりはガイドブック編集後にいつの間にやら廃線?になっていたみたいで、MRTの乗り過ごしや驟雨、バス停探しでけっこうな時間を浪費してしまった。
仕方なしに台北車站駅からのバスを探しバス停に向うと、乗りたいバスが目の前を走り去っていった。
ついてないなぁと思いつつ、次のバスを待っているとジャカジャカとロックがかかっている店の前で女の子にスクラッチを渡された。へぇー日本でもよくある必ず「当たり」が出るパターンのやつじゃん、と思ったが、ここは一言、
我是日本人(ウォシーリーベンレン)
と言ったらニコやかに私から離れていった。
忠烈祠を通るバスに乗り絵葉書のネタを考えていた。でも何も文章が思いつかないので窓から外を見ていると、ひょっとして台北車站駅からでなくとも、他に方法があったのでわ?という気がしてきた。
何はともあれ忠烈祠前のバス停を一つ乗り過ごし、軍事施設のいかめしいフェンスを横に見ながら歩いて忠烈祠の正面ゲートにやってきた。他の観光客はタクシーや送迎バスでやってきていた。


名物の衛兵。本当にほとんど動かない。




英霊を祀った廟:かなり大きい




衛兵の交代式は一時間に一度。厳粛で威厳のあるその姿を一目見ようと待っていたが、スコール様な雨が降り出し雷が何度もうなりだした。落雷も二三度起こったほどだ。
雷雨の激しさから交代式は少し離れた屋根のある場所から見るしかなかった。雨の中での衛兵交代式は簡略化されるようで、有名な忠烈祠の広場を定まった形式で行進する姿は見られなかった。


白いシャツの人が支持出してます



いつ動き出すのか?と思ったほど動かない



合羽を羽織ってこられました



雨の中の交代式の方が衛兵にとっては楽なようです



交代後、一時間はこの状態です。



雨はさらに激しくなってきた

忠烈祠にいた台湾を何度も旅行されている方と話した。故宮博物院に行かれるということだが、15:30の時点で故宮に行っても大して見れないだろう、かといって目的にしていた淡水(ダンシュイ)はこの雨のおかげで美しいとされる夕暮は期待できない、そんなことを話したことを覚えている。
じっとしてても埒が明かないので、バス停に向った。正門には観光客はいなく、軍の関係者が動かない衛兵の前で笑い話に興じていた。身内で衛兵を笑わそうとしてどうするのか?と思ったが、ひょっとしてこれも精神的鍛錬なのか?と勘ぐってしまった。

忠烈祠を後にして、バス停まで歩いているとタクシーが私の横で速度を落とした。しばらく待ってバスに乗ったが、そのバスはMRTの士林駅まで行くやつだった。なんだ、ガイドブックにある忠烈祠に行く方法よりも断然早いではないか!と少しガイドブックを恨んだ。

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