デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



ベトナム最終日(本当は最終日にするつもりなどなかったのだが)は思いっきり朝寝坊した。
考えていたことは一つ、なるべく汗をかかずに今日一日を過ごして、23時の飛行機に乗ることだけだった。クーラーのよく効いている国営百貨店でじっとしていようかなどと考えたりしたが、そんなのはもったいなさすぎる。というより人間そうなかなかじっとしていられないものだ。

チェックアウトだけ済まして荷物を預かってもらい、ホテルを出た。ホテルの前では人力車の即設屋台があって、ベトナム独特のお米みたいな何かを溶かして砂糖を混ぜたような飲み物を飲んだ。後で調べてみるとこれはヌック・ミアというサトウキビジュースだったのだが、そのときは米をパリパリ噛み続けていると甘く感じてくるあの感覚をおぼえたりしていた。
とっし~と二人でジュースを飲んでいたとき、現地の二人の若者が話しかけてきた。靴磨きをさせてくれ、タダにしておく、というのだ。私の靴は磨ける生地ではなかったので遠慮したが、とっし~はいぶかしがりながらも無料を約束させた上で、右の靴をみがかせた。
確かに、右の靴は光沢が出た。だが左の靴は磨かないという。いわゆる左の靴は「有料」という策謀だったのだ。彼らはケラケラ笑っていたが、とっし~が苦笑しながらも断ったことは言うまでもない。
彼らはなおも話しかけてきた。ビルの上の階での売春を持ちかけてきて、本気なのか冗談なのかよく分からない。彼らは下品な仕草と声を何度も発したので、相手にせずさっさとその場を去った。

とっし~とは夕方の待ち合わせ時間だけ決めて、ベンタイン市場で別れた。


チャン・グエン・ハイ像

何度も見た↑の像。でもチャン・グエン・ハイがどのような偉人なのか、未だによく分からず。
ベンタイン市場の近くにバスターミナルがあるのだが、チャン・グエン・ハイ像がスロープになっているのでバスターミナルにたどり着くにも少し命がけである。
今から思うとデジカメのメモリを節約するためバスターミナルの様子は撮らなかったのだが、あの独特の雰囲気は一枚ぐらい撮っておいてもよかったなぁと今にして思う。


バスの中から

バスターミナルから1番のバスに乗ってチョロン地区に向うことにした。ガイドブックに綺麗な教会があって、どうせなら見ておきたいと思ったのである。
バスはいつものよう?になかなか進まないようで、ボチボチ進むのだった。上の画像にあるとおり、前にはおびただしいバイクが…。


たぶん学校だろう。



昼食を食べに出てるのだろうか。


バスに乗ること30分。チョロン地区に着いた。終点で降ろされたとしても何をどこに行っていいのか分からず、とりあえずビンタイ市場へ。


ビンタイ市場までにも、露店がひしめきあっています。





とりあえずビンタイ市場まで来た。ベンタイン市場は高いのでビンタイ市場で買えとバイタクのおっさんらによく言われたものだが、買うものが特に無いので多くの品物でひしめき合うビンタイ市場は息が詰まってきた。


ビンタイ市場



ビンタイ市場の中庭

市場の中庭に、何かが祭られていて、噴水まであった。ここにはいくつかベンチが在るのだが、妙に静かだった。そして顔の皮膚が爛れ普通では考えられない怪我を負った年配の男性を見かけた。恐るべきことが身に降りかかった後遺症ではなかったろうか。ただ黙ってベンチに腰掛けておられたが、何も語らないところがかえって私にベトナムの歴史を感じさせた様な気がしている。

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