デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



2ヶ月前ぐらいか、1967年公開のフランス映画『冒険者たち』という映画を見た。これは8年ぐらい前だったかなぁ、NHK教育で名作映画として放送されたのだが、私個人は気になりつつも録画し忘れていて、ずっと見たかった映画なのだ。
何せ、テーマ音楽がとても琴線に触れるのだ。また主演がアラン・ドロン、原作のタイトルが「生き残った者の掟」というこれだけで、どういう結末になるか予測できそうなものだが、でもあの年代の映画はスリルよりも冒険という言葉がピッタリ当てはまるような、夢や憧れを映し出されているように思うのだ。
映画は、芸術で成功を夢見て創作に励む若い女性レティシアと、一流飛行士マヌーと技師ローランらが、夢敗れたあとに海に沈んだ大金を探しに行って、それでどうなるか?というストーリーだが、あのフランス映画独特の事が起こるまでの長め?のまったりした映像、そのころ私は生れていないが、なんかとても懐かしい気持ちになる。
特にテーマ音楽といっしょに映し出される大金を探しているときに海上にいる場面がいいなあと思う。私は映画の「生き残った者の掟」の意味が大きなテーマとして心に残るのは、展開が進展するまでのまったりした映像があってこそと思う。
映画自体は2時間もない。しかし贅沢な気持ちを味わえる作品だった。(↓映画のテーマ曲、一部分、日本でも車のCMに用いられたことがある)


Laetitia (Alain Delon) Leticia 1967. Laëtitia.


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