デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



フランク・キャプラ監督の映画と言えば『素晴らしき哉、人生!』であろうという人もいるだろうが、『或る夜の出来事』も監督の代表作である。
作品は『素晴らしき哉、人生!』よりも12年前に公開された(1934年)。クラシック映画の歴史には疎い私だが、この『或る夜の出来事』は当時の典型的なラブコメにひねりを加えただけでなく、ロードムービーのさきがけとしても評価されていいように思う。
ところで人間の技術は日進月歩というが、この作品を見てそれをあらためて感じた。というのは映画史上の事件として1929年のトーキーの誕生があるが、『或る夜の出来事』はトーキー誕生から5年しか経っていないのである。5年でトーキーの魅力を充分に生かし、ラブコメやロードムービーの典型のような作品が誕生しているとは、驚き以外のなにものでもない。

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