デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



アレクサンダー・コルダ監督「レンブラント 描かれた人生」(1936年、イギリス)を見た。1936年の制作ではあるが、映像はかなり美しいところにまず驚かされる。
主演のチャールズ・ロートンは「ヘンリー八世の私生活」でも見たことはあったけれども、ロートンの演じたレンブラントは王様の役とはまるで別人で、作中の壮年期と晩年と最晩年の演じ分けは見事であった。
作品は「夜警」制作後のレンブラントの後半生を描く伝記映画だが、制作年のこともあるせいか「夜警」に対してここまで酷評されたのだろうかと思われるセリフもあったが、仕方が無いのかもしれない。ただ、作品を描く際にモデルに対して描く人物の由来を語る場面で、レンブラントが聖書や伝説の人物について豊富な知識から物語をモデルに語り、その気にさせていくときの画家の魂の強さを感じさせるところはすばらしかった。

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