デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




見出しの画像が歩いているときにカメラの電源が入ったままシャッターが下りてしまったようなものになっているが、これがギャルリ・コルベールでの最初のショットである。


きれい過ぎる(笑)



ガラス屋根から見える空も透き過ぎて…

ギャルリ・コルベールに足を踏み入れたときのことを思い出すと、今更どうにもならないが、どうでもいいような悔いを覚える。それは現地で訪れたパサージュの入口の画像をギャルリ・コルベールだけは撮り忘れたというものだ(笑)。
ギャルリ・コルベールのファザードを撮り忘れた理由は、おそらくここが現在ではフランス国立図書館の分館になっていることに求められるだろう。ギャルリ・コルベールに入るにはフランス国立図書館に入ることなので、入口で身分証明書の提示(時にはそれに加え手荷物検査をパスすること)が必要になる。私は入口には男性の警備員が二人いて、何を質問されても大丈夫なように答えの英語を頭の中で準備していたのだ。そして細かい答えを求められたときのために、

A la recherche DAS PASSAGEN-WERK by Walter Benjamin

などという言葉をいつ発しようかと冷静を装いつつ構えていたのである。これは無理矢理訳すと「ヴァルター・ベンヤミンによる「パサージュ論」を求めて」というニュアンスは通じるかもしれんと思って急きょこしらえたのだ。
結果はパスポートを見てもらって、「観光ですか?」と英語で尋ねられて Oui,sightseeing と答えただけで荷物検査なしで通されて終わった。ベンヤミンの名が混じったへんてこ「フランス語」の方は出番なし(笑)。荷物は小さめの手さげカバンを肩にかけていただけだったから検査されなかったのかもしれない。


ロトンドまでの歩廊も閑散と…



どうしてこんなに「きれい過ぎる」のかは次に触れる機会に。


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