デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



ドラクロワ名画に女が落書き=「民衆を導く自由の女神」を修復-ルーブル美術館分館

当然展示作品に落書きすることは駄目なことが、落書き自体は修復がすぐ可能な程度の被害であったようだ。

それにしても名画とされる絵画に損傷を与えた事件は、エルミタージュ美術館のレンブラント作「ダナエ」やアムステルダム国立美術館のレンブラント作「フランス・バニック・コック隊長の市警団(夜警)」のものが有名だが、絵画を傷つけた本人らは当然の罰を受けた。
ただ、ちょっと疑問なのはこれらの事件の前に、それも数百年前に起こった美術品の損傷ではどうしていたことだろうということ。たとえば「フランス・バニック・コック隊長の市警団(夜警)」は市警団の建物から市庁舎に移される際、市庁舎に展示できないほどの大きさゆえ絵の左側が切り取られてしまったりしたし、ポンペイの遺跡の壁画も発掘にわいた当時「淫乱」「猥雑」と現場で判断されたら「モラル」の名の下その場で破壊されたりしたし、今のローマのサン・ピエトロ寺院も古代ローマ建築の大理石を容赦なく取り壊しその大理石が利用されてできたものだし、教皇アレクサンデル6世はフォロ・ロマーノやコロッセオを競売に付したりもしたのだ。
歴史は変えられないし今更という意見も聞こえてきそうだが、こういった過去の数々の不名誉があって、少なくとも美術品や遺跡に対し、真剣さと厳格さが宗教の価値観に囚われない形で大切にされるのが現代なのかもしれない。ただその「現代」は100年すら経過しておらず、またまともに歩ませていないように思う。

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(後記:「分館に展示されていた「民衆を導く自由の女神」が画家自身による複製では」といった内容をなんの根拠も無く2013-02-10 01:06:47に記述してましたが、誤りであったのでその箇所は削除しています)

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