磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

ローマ青空浴:racconto di viaggio, ~Roma all'aperto~

2015-06-19 16:12:15 | 伊の街(ウンブリア/ラツイオ)

ベネチア広場を、急に爆音が走り抜ける。 このたびの旅程一日目。



9機が瞬くまに左の空へ消えて行きました。
赤、白、緑、の帯、イタリアの国旗色です。



「あっ!戻ってきたっ!!!」ドッキっとするほどの一瞬をカメラに収める。
集まった何千人の歓声と拍手が、しばらく広場を包んでいました。

正午近かったでしょうか、ローマの共和国記念日の盛大なる式典(コロッセオ~ベネチア広場)は、これをもって幕を閉じます。
どこまでも続く青空に包まれて、晴れやかなローマの街は一日中、国民の祝日に酔いしれているようでした。

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夕方は18時すぎ。とは想像できない元気な青空の下、90分並んでやっと入場したのは、クイリナーレ宮殿。ローマの七つの丘の1つに建つ16世紀のパラッツオです。現在はイタリア共和国大統領官邸として使用されているため、この日は年に1度の庭園一般公開日で、市民がいっぱい。
鼓笛隊の生演奏が気分を高揚させるなか、後方の庭園内通路側から、ひときわ大きな民衆の歓声があがりました。

大統領のお出まし!です。子供から大人までが、笑顔で大はしゃぎしている様子を目の当たりに。
いやはや、イタリア国民の日だと実感する、6月2日、大都市ローマ。
理由もなく、私まで、相当楽しいじゃありませんか!(笑)


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翌日の早朝はボルゲーゼ公園地区へ。時刻は出勤時間となり、祝日モードは一変しました。
中央駅で下車したサラリーマンがバスを乗り継ぎ、各々のオフィスへ颯爽と消えて行くこの辺り周辺。小さめのパラッツオがユトリを持って建ち並んでいるため、とても空気が澄んでいて、私の好きな地域でもあります。




公園の北に位置する動物園では、幼稚園の子供たちが野外授業中。園内ガイドツアーのスタッフが、動物の習性を子供たちに説明しています。夜行性の動物たちは、論ずるまでもなく夢の中。「・・・そういうことだから、ガマンするの~!」と寝床からチラッと出ているトラの尾っぽを真剣に観察させて、全体のイメージを促していました。子供たちの反応に、大人も好奇心がそそられます。引率の先生方と私もプラスティック壁に顔を押し当てました。




広大な敷地を持つ、ボルゲーゼ公園の反対側では、絵画教室の講義中。目の前に広がる歴史と現代、相当な覚悟で切り取らないと描ききれないだろうな。。。と他人事。苦悩している姿を後方から参観させて頂きました。

ローマ散策を続けていると、様々な学びに出会います。
気付いていないかもしれないけれど、青空を浴びて、皆、心が活性化しているのです。私も例外なく。



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