8/15(金)
確、もう梅の匂でも致しさうな
うすい月の光のさしてゐる、暖い夜でございましたが・・・
今朝、芥川龍之介「地獄変」を読んでいたら、
こんな素敵な表現が出てきた。
もちろん夏、盛夏である。
梅の匂いなんて無縁、むしろ・・・
昨日の夜、がらがらの南北線に乗った。
隣に座ったお兄さんからは強烈な汗の臭い。
ホントに吐きそうなぐらい、それぐらい強烈な。
そもそも夏はいろんな匂いがする。
汗が酸っぱくなったような匂いだったり、
さらにそれがどう変化したのか、鳥のエサのような匂いだったり。
加齢臭から汗、腋臭、夏はいろんな匂いが際立つ、
しかし、梅の匂いって?
目が覚めたら4時だった。
たった3時間しか寝られないって?
熱帯夜が強烈だった訳でもないのに。
目黒線は当然のようにがらがら、
三田線直通だけれど、大岡山から座ってしまう。
白金高輪で南北線に乗り換えると、
立っている人はいないまでになる。
このままずっと続けばいいんだけどなぁ。
今日は八王子の秘密案件。
10時に原稿が到着する。
午前中にできたのはコピーだけ。
今日届いた原稿と、大学作成の原稿とで、
ダブりがあるのかどうかをチェックする、
もちろん外部スタッフに依頼するためである。
1部ずつコピーをとって綴じて、何であるのかを記載する、
自分に似合わずやたらと丁寧にすすめるから、
やたらと時間がかかり、ホントにこれだけしかできない。
13時半過ぎに会社を出ると、かぜはかなり強いけれど、
日差しはそれ以上。
だから日向は死ねるけれど、日陰を選んで歩けば、
別にどうってことなく、四ッ谷に着く。
しんみち通りに入っても、さすがに人通りはまばら。
立ち蕎麦なら大丈夫だろうと思ったけれど、
なんと政吉そばはお盆休み。
俺たちのナポリタンまで休み・・・
店主急病?なんだそれ?
しょうがなく、新宿通りを渡って、
天そや 四谷一丁目店に着く。
冷しイカ天蕎麦(380円)
ちょっと時間がかかったので、なぜかと思ったら、
さすがにイカ天を頼む酔狂な人間はいないのか、
イカ天が揚げたて。そりゃ時間もかかる。
そして、天ぷらという食べ物は、揚げたてであれば、
誰がどんな手段で揚げても、ウマいんだと認識する。
ただ、ココの天ぷらは衣に何かの味をつけている、
何かが匂うんだけれど、それが何かは・・・。
蕎麦の匂いもいたしそうな・・・
いや、蕎麦を食べているんですけれど。
いやはや