11月20日(金)、私が美馬学講座の講演を依頼されて、脇町のミライズに行きました。大学院生の渡邊君も同行しました。演題は「美馬ゆかりの儒学者」です。行く途中にその発表に使う写真資料を集めました。脇町岩倉の真楽寺です。
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このお寺には、大塩平八郎の顕彰碑が建てられています。大塩中斎は、脇町岩倉の出身だという説があります。幼少期に大阪に出て行って、与力となって活躍し、退職後、天保の飢饉に対して奉行や富豪が対応をしなかったために自分の蔵書を売って助け、さらに乱を起こしたのです。
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脇町中学校の近くにある最明寺です。有力儒学者の墓があります。
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ミライズでの講演後に、吉野川を越えて、舞中島を訪問しました。ここには江戸中期に医家として日本の三本の指に数えられた三宅家の墓地があります。三宅舞村の墓石などを拝見しました。
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近くには光泉寺があります。
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ここには、三宅速(はやり)の墓石があります。九州医科大学教授として活躍した速ですが、アインシュタインが来日した時に偶然同じ船に乗り合わせて、虫垂炎で苦しむアインシュタインの命を救いました。昭和20年6月に夫婦で移動中に岡山で空襲に遭い、防空壕で焼死しました。それを悼み、アインシュタインが寄せたドイツ語の追悼文が石碑に彫られています。
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このような意味です。
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このお寺にはクロネコがいました。寺の守り神のように威厳のある美しい猫でした。
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天候もよく、研修にもうってつけの一日でした。