6月8日(土)、香川県琴平町の中心部にあるACTことひらに、日柳燕石ゆかり展を見にいきました。
友人の田山泰三先生の講演会のご案内を頂いたので聴きにいったのです。
午前中は、大学で書道展の審査会に出て、終わったらすぐに自家用車で向かったのですが、思ったよりも時間がかかって、着いたらすでに講演は始まっていました。
田山先生はいつもの調子で、講談風に石碑拓本を読み解いておられました。
会場には近隣のお宅が所蔵する日柳燕石の書軸や屏風がたくさん展示されています。日柳燕石に関しては以下をご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9F%B3%E7%87%95%E7%9F%B3
幕末の討幕運動の中で、長州の重要な志士たちが琴平に潜伏しています。桂小五郎(木戸高允)、高杉晋作、伊藤博文らです。
彼らを守ったのが燕石です。
書は細身で上品で董其昌風です。銀屏風に貼られた作品の一部です。
漢詩も作り、書も書くという文人でした。
展示されていた作品の一部はまだ解読が済んでいませんので、解読を依頼されましたので写真をたくさん撮ってきました。
今は、これらの作品を解読できる人が減っていますので、書道に関わる人たちはこのような文化財の解読研究にも力を入れる必要があると思います。
ACTことひらの場所は下記のサイトを参照してください。展覧会は今月11日(火)までだそうです。