花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

フジウツギ・オオイタドリ

2010-07-11 | 山野草
山野草
■自生地での開花を見る■
 天気の良くない今朝、集合場所に向かう。定例の観察会は雨でも決行なのです。ついてみると大勢の参加があり8台の車に分乗し目的地にむかう。雨が時折ふる生憎の天気ですが雨具着用し歩く。そして目的の花咲く谷間をかき登り、ユキワリソウ・キレンゲショウマ・センダイソウなどの咲く場所を確認してきました。画像がぼけぼけ使い物にならずさてどうしようと思っていたらお初の花にあいました。
フジウツギ フジウツギ科フジウツギ属
 本州(兵庫以北の主に太平洋側)四国に分布する落葉小低木。
      
見ての通り花穂が藤に似ているのでフジウツギの名がついた。
高さ1メートル内外、夏、総状花序に筒型で淡紅紫色の小花を密生。
           
若枝は断面四角で翼がある。葉は長楕円形。
これだけを見たらフジウツギとは思わない。同行していた講師がこれがフジウツギの若い枝の特徴と言って教えてくれたからこそ分かった。
           
こんな綺麗な花が山の中にあるのは驚きです。
近似の中国原産のフサフジウツギとその改良種などは花が特に美しく、園芸上は属の学名ブッドレアで呼ばれて、栽培されています。私はこの自生のフジウツギで充分美しいと思います。
ヤマアジサイ以外には大して花がなかったのは残念でしたが、だからこそオオイタドリの花が綺麗で目を引きました。
      
オオイタドリ タデ科ソバカズラ属
道路工事などの為(土壌安定)に持ちこまれた帰化植物。山間部の林道を歩いたので見られたのです。
           
花の少ない今日では嬉しい開花と思いました。

   
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ユウスゲ・ネムノキ

2010-07-10 | 山野草
山野草
■梅雨の晴れ間に咲く■
 今日は梅雨の中休みの天気。観察会に参加。ネムノキにほわはわと色濃い花がついていました。
      
時々この花のように濃いのを見ることがありますがなかなか近くでは見られない。でも、これは直ぐ手に取れる場所にあり皆大喜びです。
      
オス・メスの花の確認までできました。

 夜・酷暑になると、葉は垂れ下がります。向かいあう葉を閉じるように寄り添うので、眠ているように見える。なのでネムノキと名がついています。夜、葉は眠りに入り、葉と交代するように花が咲く。10時過ぎ撮影ですが少し雲があったので花が意外と綺麗に咲き残っていたのです

観察会後この時期になると気にかかる場所にたちより夕方に咲く草原の花「ユウスゲ」も楽しんだのです
           
ユウスゲ ユリ科ワスレグサ属
花は淡黄色。おしべは6本。 花は夕方に開花し翌朝には閉じる1日花。
レモンイエローの花色は暗闇でも蛾などの夜行性の虫に良く見えると言われる。人間の目には優しい色で梅雨の晴れ間に一服の清涼剤効果があります。
           
昔はもっと沢山あったようですが開発され草地が減り大減少。それにアブラムシの被害にあい見られたモのではありません。消毒し保護をしなければ株が消失する危機。何とかしなくレはと思いつつ見て来ました。
                        



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5日の山で

2010-07-09 | 山野草
山野草
■目的以外にも沢山■7/5
 ツクシガシワ・ワタナベソウなどの状態が良いので気をよくして散策しているのですが他にも種々あり目移りしてしまう。今年なんどもみる花は(クモキリソウ)などは撮影せず・・という贅沢さです。
      
ヤマボウシ(赤)
直ぐ下に白もあったのですが紅白では写せなかった。肉眼ではもっと赤かったんですが・・
           
ツルアジサイ
これ以外と近くで撮影した事がなかった。
           
シコクフウロ
今年の初見
           
アワモリショウマだと思う
           
ギンレイカ
名前ほど綺麗な花ではないけどな~
杉林床に沢山あった
             
ヨツバヒヨドリ
尾根に出るとこの花が優勢となるがまだ開花しているのは少しだけでした。
      
フジイバラ
これも同じく
稜線に多く見られる。モリイバラには腺毛があるがこれには見られなかった
風が吹く尾根すじにはイブキトラノオが咲き始め夏到来を告げる。
           
まだ開花せずのこの姿・・編んだような立ち姿が整然として心地よい
      
蜜がおおいのか蝶・虫・などが多く集う
           
登山道はこれからシコクフウロ・ササユリも咲き進み賑やかになるのでしょう。
頂上へは登らず花散策だけの1日でした。



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ツクシガシワ

2010-07-09 | 山野草
山野草
■よくもまあ~伸びて咲くものよ■7/5
 月曜日に行った山は花の宝庫。ワタネベソウ・オオヤマレンゲ・ササユリ等と楽しんでももっと見たい花がある。
ガガイモ科「ツクシガシワ」
           
高知県内には3ケ所しか見つかっていない。でも、この山にはある。ある。ガガイモ科なので花は小さく興味ない人には・・??と言われるでしょうが・・私好き。
やや湿った林床などに生育する多年草。茎の先はツル状に伸びからみつく。
        
葉は驚くほど大きい。(広楕円形で長さ12~25cm。)茎の上部の葉は急に小さくなり、葉腋に花序を出す。花序の柄は2~5cmと長い。花は暗紫色で径8~10mm、内側に縮れた白毛がある。
           
何とか白い毛が見られる画像があってほっとすろ。          
果実は対生する袋果で長さ5~8cm。花期は7~8月。よく似ているのにツルガシワがあるが花柄がごく短く、花は径6~8mmと小さい。この場所にもあるようだがもっと探さないと見つけられないよう。
      

      
根元の方の葉の大きさからツクシ「ガシワ」という名がついたのは納得できる。
    
伸びた茎先が隣と絡みあっている。これが群生していると先月みた同じガガイモ科「ヤマワキオゴケ」と同じ状態になるのだろう。
      


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タカネバラ

2010-07-08 | 山野草
山野草
■東赤石まで登る■7/7
 高山性のバラ「タカネバラ」は四国内ではそれほど見られない。一番多いのが東赤石山です。しかし、この山手ごわい山で3時間は登らなくてはいけない。少し、よいしょが必要です・・・しかし、見たい魅力あるバラなので昨日登ってきました。梅雨の最中に咲くので今までは雨の中で見てきたのです。今回は雨にあわなかったのですが行ったのが少し遅く綺麗な花が少なくなっていました。でも、香りは充分胸に吸い込んできました。
           
咲き始めは色がこの様に濃くそれはそれは魅力的。1週間前に見たかったです。
      
花後の姿がどうしても写しこまれます
           

      

      

      

   
こんな綺麗な花があちこちに咲くのでしんどくても一年に一度登ってしまうのです。
今回は登山を主としていかなかったのでなんと9時間近くかかってしまいました。お陰でゆっくりとそれぞれの花を楽しむことが出来たので楽しい1日となりました。帰りには温泉まで入るという贅沢をして締めくくれました。同行したYさん・Nさんに感謝です。











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ワタナベソウ・キリンソウ・キツリフネ

2010-07-06 | 山野草
山野草
■お目当ての花丁度~開花■
 オオヤマレンゲ・ササユリと見てもこの山では満足できません。高知県内でもそれほどはない花「ワタナベソウ」が咲くのですから・・昼食を食べ山道を行くとあります・・あります。
           

           

           
ユキノシタ科 ワタナベソウ
今回気がついたのですが葉に特徴があり花が咲く下にある葉とそれより下にある葉は形が違う。比較する為に撮影すればよかったと後悔しきりです。花は小さいのですが葉は直径20~30センチもある。茎を伸ばして上に咲くので全体を撮影するのは難しく帰宅後見たら葉をまったく撮影していない。昨年の画像に葉がありますのでどんな葉かはご覧下さい。
2009/7・8に説明があります。
           

           
キツリフネ
2009/8・28にと併せてご覧下さい
      

            
キリンソウ(ベンケイソウ科)
シベの赤が残っていて綺麗でした。

      




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オオヤマレンゲ・ササユリ

2010-07-06 | 山野草
山野草
■人はオオヤマ様!とまでいう■7/5
 梅雨の頃山に人を呼び込む白い貴婦人のようなこの花「オオヤマレンゲ」を様をつけて呼ぶ人がいる。私はそれほどとは思わないけれど香りに曳かれるので一度は見ておきたい花雨に当たっても大丈夫なように厚く丈夫な花びらが特徴だろ。クチナシと同じく花後が茶色くなる。
 少し、遅いきらいはあるが大木なので色々の表情を見ることが出来た。同行したぼちぼちさんは茶色くなったのが好きだと言って撮影していた。私は茶色を写していなかった・・・
      
葉の上にトンと座り込んで「さ~咲きましょうかねえ」
    
雨粒集めてうなだれているものの「私は元気です」と中に秘めた力が見える
      
咲きます!咲きます
      

      
私!タマゴだぞ
           

      

      
オオヤマレンゲ モクレン科の落葉低木
横向き又は下向きに壷状に咲く。名の由来は大峰山に咲く蓮華(ハスの花に似ている)から。
じっくり見ないとこの花のよさがみえてこないように思う。昨日のようにじっくりコジャンと(土佐弁)見られると「ふむふむよいな~」とそれほど好きでない私でも好きになりそう。
梅雨の頃見ておきたい花は他にもある。オオヤマレンゲより大好きなササユリもこの山には咲く。しかし・・蕾がまだ固いと思っていたらあった。
           

      

           
優しいピンク色をして香りが良く、その上葉が素晴らしい。葉の縁取りの白が際立ち美しさを添える。立ち姿の美しさにはいつも惚れ惚れする。これは何度でも見たい花。
フクリンササユリ(ユリ科)
東日本のヤマユリに対し西日本を代表するユリ。山地の草原に生える.葉が笹に似ているのでササユリ。
ユリは昔から好きな花なのでユリ科・ユリ属を総て見たいという気持ちを持ちつつ花散策をしています。高知県内に自生している5種はみていますので福島県などに自生するヒメサユリが憧れのユリとなります。
      
ついでに梅雨の時期に咲く白い花・・ヒメシャラ小さいので近くで見られることが少ないのですが丁度苔の上に落ちて姿を現してくれました。
      
はるか上で白い花がまだまだ開花中。
















     
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ヤマアジサイ

2010-07-05 | 山野草
山野草
■ヤマアジサイはまだ少し早かった~でも、■
 今日は梅雨の中休みのような天気。家にいるのが少しもったいないと思っていたらお誘いあり。早速でかけて沢山の花を見てきました。この山オオヤマレンゲが沢山あるのでそれも楽しみで出かけたのです。とりあえず整理ができたヤマアジサイを少しだけ・
      

      

           

      

      
じっくり見ていくと微妙に形が違うのでヤマアジサイは興味深いのですが目的がこの花ではないのでさっと見ただけです。それでもこれだけ目につきました。咲き始めてそれほど立っていない。自宅庭のは随分前に終わったのにここは今から楽しめるのです。
 庭で終わった花でもう1つ咲いていて喜ばせてくれたのが「バイカウツギ」。山でもそれほどある花ではないのでこれはかなり嬉しい。梅雨の頃には年に一度でいいのですがみておきたいです。
      

      
梅雨の頃に皆さん大騒ぎをするオオヤマレンゲもやはり見逃せない花木でしょう・・・
他に人がいない今日は好きなだけ大木の周りを移動して見ることが出来ました。高知で有名な稲叢山は面白くなイのです。ここのは沢山あるのが魅力。明日また・・









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モイワラン・ツチアケビ(ラン・蘭)

2010-07-04 | 山野草
山野草
■あれ~残念至極■6/27
 2台の車に分乗して一番先に向かった場所はモイワラン又は仮称(トクシマサイハイラン)といわれるサイハイラン属の蘭のところです。行ってがっくり・・花びらが落ちてしまって見事なムラサキ赤の茎が残るのみでした。近くには散った花びらがあったので全部を広い集め撮影。
      
 サイハイランの無葉型の変種。サイハイランと似ているが花付きが良くない。それに何より根元に葉がない。花は下向き。札幌市郊外の藻岩山で、ショウガ根をつけ、葉のないサイハイランが見つかったのでそれでモイワランと名がつけられた。かなり珍しい蘭。なので情報を頂いて行ったのに・・・終わっていた。がっくりでした。
最後に行ったところにもランがありました。それもいままでランとしてみたことがなかったランです。
      

      
こうして近寄って撮影してラン科植物だと理解したのですが・・実は私いままで腐生植物としてだけ見ていたし「ツチアケビ」の「アケビ」状態しか見たことがなかったのです。
ツチアケビ ラン科 ツチアケビ属
画像を何枚も撮影しているのにさがしだせませんが一度あえば絶対に覚えるアケビそっくりの実です。林のなかで大きな見にあいどきっとしたことを思い出しますが・・・それがランの花を咲かすと思っていない~~~~
           

           
大きな植物なので全部が咲いたらさぞ見事でしょうが・・残念ながらまだ一部咲きでした。でも、ラン科植物だと知っただけでも充分かも・・梅雨時分に咲くのでなかなか満開を見ることはないかもしれません。







 
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ガガイモ・コイケマ

2010-07-03 | 山野草
山野草
■ついに自生を見られた~■
 今日は高尾山に登るつもりでしたが天気予報を見ると大雨になるように言う。仕方ないのでお気に入りの昭和記念公園に行ってきました。そしたら入場料金を払う前に植え込みに対生の葉が見える。近寄るとガガイモの葉だった。もっと近寄ると花が1つだけ開いていました。「やった~」
 撮影していると後ろから「咲いていますか!」とカメラを提げた男性が声をかけ「ここにはあちこちにありますよ。最近野に咲く花に目が行くようになったんです。」とのこと。広い公園には植栽されたものも多いけれどこうした自然に咲く花も多いということでしょう。
      
ガガイモ科ガガイモ属ガガイモ
ガガイモ科が好きであってもまだ見たことがなくあいたいとずっと思っていて立川まで来てあうことが出来るとは~。それも1つだけ。他の場所にも株はいくつもあったのですが開花していなかった。ラッキーでした。
      
かがむような低いところに太い茎があるから「カガミイモ」・・ガガイモと名がついたとも古い名「ガガ」=スッポンで 、葉の形が亀の甲羅のようで芋に似た実をつけるからガガイモになったとかいわれます。色々説があるのは昔から日本にある植物であるからです。(神話にも登場)
生の茎や葉は解毒や腫れ物の貼り薬として使われたようですし、若芽は茹でて油炒め、煮物等の食用ともなったといわれます。
ガガイモがあったことに気をよくしていくと又又ガガイモ科の植物発見
ガガイモ科イケマ属「コイケマ」
           

      
いつもの事ですが大都市に出て行っても用事が済めば動物園・公園にしかいく気にならない自然児の私です(笑)



      
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ウツボグサ群生

2010-07-01 | 山野草
山野草
 ■ウツボグサ■
27日に遠出をしたときに道路脇に群生。先頭を走っていた車は横目にし、行きぬけた~。賑やかな私の乗った車(モチモチさん運転)は停車。いつも気を使ってもらってばかり・・感謝。素晴らしかったです~
     

           

           
前の車と離れると困るので大急ぎで撮影。じっくり見て居たかったです。
      
いつの間にかもちもちさんが撮影してくれていました。(ありがとう~)

大急ぎで追いかけてつくと・・そこでは「ラン拾い」をしていました。前日大雨・大風だったのでさすが!散策の先輩。杉林の下にはあります。カヤランを7株拾った。もっと探せばあったと思われますが先を急いだのです。






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キンバイザサ・コカモメヅル

2010-07-01 | 山野草
山野草
■地に咲く☆地上の星■6/30
 午前中10時ごろまでと午後4時から咲くというキンバイザサが見たい故に9時から山には行った。前回は昼過ぎだったので見られなかったのが丁度の開花にあえました。
            
コキンバイザサも少しだけあったので比較するのにいい具合です。
      
花・葉ともにキンバイザサはぐっと大きい。特に葉の大きさが違う。長さ・幅が2・3倍ありそれこそ笹そっくり。
同じキンバイザサ科に属するので両者は似ているがキンバイザサは「星」を連想することが出来る大きさと色です。
      
地上すれすれに咲くので葉をかき分けて見なければなりません。
           
地に咲く星という風です。
蔓になって巻き上がり咲かせる星の花も見ることができました。
コカモメヅル(ガガイモ科)
林縁や草地の湿気のある場所に生えるつる性植物。茎は細く、他のものに巻きついて伸びる。花は小さく(径7mm位)暗紫色です。
           
今年お初で花付がよい株だったのでうれしくてうれしくて・・昨年見たのはあまり良くなかったのでこれほど綺麗な花だと思わなかったのです。
           
葉がカモメ様だというので名がつけられています。木に絡みついて蔓が延びていればそのように思えるのでしょう。
同じガガイモ科のヤマワキオゴケ(庭・植栽)の花もまだまだ開花中なので比較の為に貼ります。
           
花の径は1,5㎝もありますのでコカモメヅルより見応え充分です。特にこれは花が大きいようです。ガガイモ科好きの私は次に「ガガイモ」を見に行かなきゃ~と思っているところです。
           






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