最近話題になっているニュースは、山本一太県知事が、都道府県魅力度ランキングで群馬県の順位が低いことについて怒っているというものだ。
群馬県は44位とかなり下のほうである。このことについて県知事は
「根拠不明確なランキングによって、魅力がないと誤った認識が広がることは、県民の誇りを低下させのみならず、経済的な損失につながる由々しき問題」と言い、このようなランキングをつけた民間調査会社「ブランド総合研究所」に対して法的措置も検討していきたい、などと考えているそうだ。
これは、かなり大げさな反応であり、世間でも「大人気ない」などと県知事に対して批判的な意見も多い。
確かに、このようなランキングは、1つの統計結果にすぎず、お遊び程度に受けったほうが良いのかもしれないから、県知事が本気で怒ることもなかろうとは思う。
だが、県知事がこうやって不快感をあらわにし、抗議したことが話題になり、日本国民が群馬県の魅力に目を向けることになれば、それも一つの効果かなとは思い、県知事はそれを狙ってわざと抗議したのかとも思ったが、それにしては、不機嫌に本気で怒っているようである。
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山本一太という人は、以前は国会議員だったが、その当時、私は結構好きな政治家だった。
自分の考えをはっきり述べるので気持ちが良い人だと思い、一目置いていたのである。
その人が、いつのまにか、群馬県知事になっていたのは知っていた。
国会議員を続けていても、有能な部類に属すると思っていたが、そういう人が国ではなく、県の大将になることを選ぶのもうなずけると思った。
だが、最近首を傾げたのは、20~30代の若者が2回ワクチンを受けると、自動車(スバルのスポーツタイプ多目的車SUV)や県内旅行が当たるなどということを群馬県が始めたというニュースであった。
ワクチンって、抽選で何かが当たるから接種をするなんていう動機でするものだろうか?そんなもので関心を惹いて若者に接種をさせるのはどうなんだろう?
何も考えず、ただ車が欲しいとか、旅行券が当たったらいいな、などと思う馬鹿者がこぞってワクチンを受けに行くなんて、何かが狂っているようにしか思えない。
そんなことで若者にワクチンを打たせようとするような県知事なので、今度は、ランキングの民間調査会社に対して法的措置を検討するなんてのも、なんか方向違いなんじゃなかろうかと感じる。
このランキングが、本当に法的措置の対象になるのか?ってことだけど、山本一太氏は中大法学部を出ているみたいなので、法律について何もわかってないわけじゃないみたいだから、あり得ぬことでもないのか。
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ところで、このランキングのつけ方なのだが、テレビ番組で見ていた記憶によれば、とても魅力を感じる場合は100点、やや魅力を感じるが50点、魅力を感じないが0点という風にアンケート結果に対して得点をつけて採点したのだそうだ。
この点のつけ方もかなりずさんだし、アンケート回答者たちも適当に〇△×をつけるような状況なんだと思う。
私もネットで色々なアンケートに答えていたことがあるが、企業イメージや商品イメージについても、あまりよく知らないものに対していちいち評価をしなければならず、最後にはめんどうくさくなって適当に答えたりしていて、その結果はまるで参考にはならないなと感じた。
だから、ランキングなんか受け流していればよいんだろう。
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今回は県知事が怒ったことによっては、確かに群馬県に目を向けることにはなり、その意味では効果があったといえるだろう。最下位なら取り上げてもらえるが、中途半端に下位の方では、けしからんと言って文句をつけて注目してもらってよかったのかもしれない。
ちなみに、群馬県って何があるのか。
伊香保温泉・草津温泉・水上温泉・赤城山・榛名湖・志賀高原・富岡製紙工場・軽井沢など
軽井沢って長野県だけじゃなく、北のほうは群馬県だったらしい。
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残念ながら私は、どれにも行ったことがない。
年を取ったら温泉に行ってもいいかなと思っていたが、考えてみたら既にもう年を取っていたので、そろそろ行って見ようかな。
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