先の
壱式Ver.6と
招き猫の撮影方法のご紹介です。
(再現ですので実際とは多少異なりますし、ライティングは全く異なります。α7Digitalの代わりにα9をセットしてあります。
背景が白くもやもやしているのは、室内をレフ板で隠しているだけで、撮影とは関係ありません。
)
壱式Ver.6
左側からの自然光を使うため、適度な位置に撮影台を置きます。
グローパウダーを写し込むため、実際には室内は薄暗いです。
写真のように黒いトレーの上に壱式をセットします。
背景を黒く落とすために、後ろに黒い布を立てかけます。トレーに黒い影が落ちているのが分かると思います。
左側からの自然光を和らげるために、トレーシングペーパーをセットします。
反対側(右側)が暗くなりすぎず、明るくなりすぎないようにするために、レフ板としてグレーカードをセットします。
このままでは上向きにしたVer.6のリフレクターに天井が写り込んでしまうので、実際にはもう1枚乳白色板を使っています。
壱式が前後に並んでいるため、両方にピントを合わせるため、絞りはf16まで絞っています。
あとはグロパウダーを光らせるために別のライトで照らした後レリーズします。
薄暗いので露光は30秒です。
データ α7Digital Macro50mmF2.8 Amode f16 30sec. -0.5EV ISO100
手前のVer.2の上部がやや茶色がかってしまいました。反省点です。
機会があれば撮り直したいですが、壱式の質感を出すのはとても難しいです。
フラッシュでも撮影してみましたが、光りをうまく回すのが難しく硬くなりがちで、自然光の方が自然な写りでした。
招き猫
照明は横着をして部屋の天井灯です。
ブックエンドを使って背景に白い紙をR状に置きます。透けるのを防ぐため、後ろにホワイトボードを置いていますが、透けなければボードは特に必要ないでしょう。
天井灯の光りを和らげ回すため、トレーシングペーパーをかざします。
トップライトに近い光で、猫の正面が暗くなりがちですし、トレペにより光りがフラットになりすぎましたので、写真には写っていませんが、手前右からレフで起こしています。
それでもちょっとメリハリが足りなかったのが反省点です。
データ α7Digital Macro50mmF2.8 Amode f5.6 1/2sec. +0.5EV ISO100
小物撮影では、ミニスタジオなどが市販されていますが、光りをコントロールするのが難しく、
小物撮影小物で紹介した小物類が役に立ちます。