夜景などの長時間露光の場合、銀塩では、高感度フィルムで露光時間を短くするより、低感度フィルムで長時間露光した方が良い結果が得られます。
あまり長時間になると、相反則不規やカラーバランスの崩れが出ますが、最近のフィルムはかなり改善されています。
さて、デジタルの場合はどうでしょう。
低感度で長時間露光すると、長時間露光ノイズが懸念されます。
一方、高感度で露出時間を短くしても、今度は高感度ノイズが気になります。
さて、どちらが良い結果が得られるのか。
疑問でしたが、解決しました。
某雑誌のニューフェイス診断室、テストリポートによりますと、30秒の露光時間では、長時間露光ノイズの影響はほとんどないことが分りました。
手振れ補正と高感度で手持ちスナップも楽しいですが、夜景をきちんと撮る時は、三脚に据え、ISO200で長時間露光した方が良さそうです。
そう言えば、
こちらの壱式Ver.6は、α7D、ISO100、30秒ですが、ノイズは出ていないですね。
(α7Digital Macro50mmF2.8 Amode f16 30sec. -0.5EV ISO100 AWB)
他にも、ライトなどの小物撮影は、結構長時間露光することが多いですが、銀塩の癖もあり、無意識のうちに低感度で長時間露光していました。
表題写真は、2005年6月にミノルタA1で撮ったもの。
ISO100 6秒ですが、赤いプツプツのノイズがたくさん出ました。
コピースタンプでチマチマと消しています。
さすがにα7Dやα900の方が描写が良いですね。
撮像素子の大きさと、時代の違いを感じます。
※表題写真の撮り方説明
以前にも書いた覚えがありますが、このブログでは書いていないと思いますので、再掲です。
ディフューズしたフラッシュでライト本体を写し込みます。
その後すかさず超音波ネブライザーで霧を送り、光芒を写し込みます。
最初から霧を送ると、フラッシュ光で霧が写り、ライト本体がぼやけてしまいますので、霧は後から送ります。
霧の当て方と、光芒の輝き感の出し方に苦労しました。